☆私が教えます!
足ツボ師 Matty先生
①足ツボで体力UP!“五臓”の声を聞き体調不良を改善
そもそも足ツボが体の不調に効く理由をMatty先生にうかがった。
「ツボとは骨の近くにある末梢神経が集中する部分のことです。皮膚の奥深くにあるツボを刺激すると、末梢神経を通じてそのツボに対応する臓器に伝わり、するとその臓器の機能が活性化して不調が改善しやすくなるのです。また、ツボを刺激することで血流やリンパの流れもよくなり、体にたまった老廃物がスムーズに心臓に押し戻されます。さらにMatty式足ツボでは、まず最初に、解毒とかかわる腎臓と膀胱のツボを刺激することから始めて、そのうえで目的に応じたツボを刺激していきます。この2つのツボを先に刺激しておくと、老廃物が尿とともに効率よく体外に排出され、不調の改善効果が高まるのです」
<<足ツボの基本のルール>>
Matty式の足ツボを行う時は、必ず以下の4つのルールを守って行って。このルールをきちんと守って行うことで正しい効果を得ることができる。床や、体が沈み込まない硬めの椅子に座って行うのもポイント。
「足ツボは一日のうちいつ行ってもOK。やりやすい時間を選んで行いましょう。ただし食後すぐは胃に多くの血液が集まっていて、足ツボを行うと消化器官に負担をかけるのでNG。必ず食後30分以上はあけること」
「足ツボを行う時は、必ず足を洗って清潔な状態にしてから行いましょう。また、足に古い角質がたまっている状態だと刺激がツボに届きにくいので、2〜3週間に1 回は、角質リムーバーなどで除去しましょう」
「お風呂の中で足ツボを行う時は肌に負担をかけないよう、石けんをつけてすべりをよくして行いましょう。お風呂以外で行う場合もボディクリームなどを塗って行って。尿素20%以上配合のクリームが特におすすめ」
「足ツボをして流れ出した老廃物を、尿としてできるだけ早く体外に排出するために、終わったら必ず体温と同じ程度の温度の白湯を200cc以上飲みましょう※。1 時間以上たっても尿が出ない場合は、もう1 杯飲んで」
※水分制限のあるかたは医師の指示に従ってください
■毎日押さえたい! 基本の解毒のツボ
最初に必ず左足の腎臓と膀胱のツボから始めるのが基本。次に左足のほかのツボ→右足の腎臓・膀胱のツボ→右足のほかのツボの順で行って。
【 腎臓 】
指を除いた足裏の長さの真ん中に手の親指の腹を真横にして当て、下へと押し滑らせると、かかとの手前で自然と指がJの字に曲がり、内くるぶしの下にたどりつく。これを10回。
【 膀胱 】
上の腎臓のツボ押しで、親指がたどりつく内くるぶしの下の骨の内側の半円状のくぼみが膀胱のツボ。かかとに手の親指を引っかけ、人さし指と中指、薬指の第1関節をなるべく遠くに押し当て、熊手をかくように手前に10回押し滑らせる。
②だるさや、疲れなどを解消。足ツボで動ける体になる!
<<足ツボMAP>>
これが足のツボMAP。左のみ、右のみと書かれたツボ以外は左右同じ位置にあり、基本的に両足行う。押して痛む部分や、ゴリゴリと硬くなっている部分は、弱っている器官。
★解毒のツボ
オレンジ色の部分は、解毒にかかわる腎臓と膀胱のツボ。足ツボマッサージはまずはここから刺激するのが基本。方法は以下のページで解説。
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足ツボで体力UP!“五臓”の声を聞き体調不良を改善| 40代ヘルスケア
家で簡単にできるから実践を。人気の足ツボ師のMatty先生によるツボ押し術を公開
左右小指側
左右小指側
■動ける体を作る足ツボ
だるさや、疲れなどを解消して動ける体を作るには、小脳、心臓、脾臓、肝臓のツボを刺激して機能を高めるのが効果的。
③リモートワークで気になる、肩こり・むくみ・体の疲れをとる足つぼ
<<肩こり>>
パソコン作業などで目が酷使されると、目まわりの筋肉が緊張して、肩の僧帽筋の緊張も招き、肩こりの原因に。目と僧帽筋のツボを刺激して。
目のツボを親指の腹で押し滑らせる
足の人さし指と中指の第1関節から指のつけ根までと、つけ根からそれと同じ長さ進んだ部分までが目のツボ。ここを手の親指の腹で上から下へ押し滑らせる。人さし指、中指、各10回。
人さし指から小指のつけ根を押し流す
人さし指から小指のつけ根の膨らんだ部分が僧帽筋のツボ。ここに人さし指の第2 関節を当て、小指側へ押し滑らせる。横に2ブロックに分けて各10回。
<<腰痛>>
ふだんの悪い姿勢などによって、腰の同じ部分に過剰に負担がかかることが大きな原因。かかとにある腰のツボの刺激が予防・改善に効果的。
かかとの縁を引っかくように押し滑らせる
かかとの縁の部分を、手の人さし指と中指、薬指の第1 関節で引っかくように、下から上へ押し滑らせる。かかとの骨についた老廃物をはがすようなイメージで行って。これを10回。
<<むくみ>>
座りっぱなしや立ちっぱなしが続いたり、塩分をとりすぎたりすると、生じやすいむくみ。上半身&下半身リンパのツボを刺激して改善を。
足首のくぼみを下から上へ押し滑らせる
内くるぶしと外くるぶしのちょうど真ん中にあるくぼんだ部分に左右の手の親指の腹を当て、10㎝上まで押し滑らせる。これを10回。
★〝膝ポン〞で 手軽にむくみを改善
仕事の合間に手軽にできるむくみ解消法が"膝ポン"。「椅子に座って、左右の足を組み、上の脚をバウンドさせ、上の脚の膝裏を下の膝小僧にポンポンと当てて刺激します。膝裏のリンパ節のつまりが解消し、むくみが改善。スリッパなど脱げやすい靴を上の足先に引っかけて膝ポンを行うと、脱げないよう意識することで指先により血流が行き、効果アップ!
④心が落ち込んだら…。鬱々とした気分も7ステップの足つぼで解消!
1.大脳のツボを上から下へ刺激
2.親指の腹の中央を行き止まりまで押す
3.指の腹を上から下へ押し滑らせる
4.心臓のツボを親指の腹で押す
5.人さし指と中指の第2関節で上から下へ
6.安眠を誘う失眠点を行き止まりまで押す
7.指の股に向かってこすり上げる
親指の第1関節外側で指の股をこする
指の股から甲側へこすり下ろす
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