「親身な回答がしみる」と評判の「大人のカウンセリング室」。神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、交代で読者のお悩みに答えます。今回は、小田切さんの出番。読者の思いをくみとった 回答は、納得度満点。自分の方向性に迷ってる人も、そうでない人もぜひ読んでみて!
お悩み:「リモート時代の正しい“自己アピール”法って?」
また、数年前から婚活をしているものの、ちょっと人見知りなこともあって、以前から初対面の人と盛り上がってお話をするのは苦手だったのに、リモートでの婚活となるとますます自分という人間を相手に知ってもらうのがむずかしいと感じています。そんな時、ヒロさんが、インスタライブやユーチューブで上手にご自分を表現されているのを拝見して、うらやましいなあと。もちろん、ヒロさんはもともと自己アピール力に優れていて、だからこそこんなに活躍されているということはわかっていますが、100分の 1 でもいいから、ヒロさんのような自己アピール力が欲しい! そのためにはいったい、どんなことを心がければいいのでしょうか?
回答者はこの人!小田切ヒロさん
■小田切ヒロさんの回答:「リモートは平面の勝負。画面上で女優になりきって」
リモートは対人ではなく、対モニター。 平面的な世界での勝負だから感情を吹き込むのはむずかしいんです。まずプレゼンの場合。プレゼン中は目線をはずさないこと。ただし相手の目ではなく、カメラを見て、目をそらさないで。 「カメラ=目」と考える訓練を。そして髪の毛や身だしなみは前もってチェックして、乱れたのをその場で直したりするのは禁止。抜け感のあるスタイルはキープしにくいので、髪はスプレーで固めたり、 ひとつにまとめたりします。
話す時、間(ま)を作らないのもポイント。なぜかというと、間は脱落のきっかけになるから。 「あー」 とか 「うー」とか言う回数を減らして、なめらかにしゃべるほど、相手を引き込めます。モニター越しだと、こちらの熱量は2分の1しか伝わりません。録画して再生してみたりと、話を途切らせず続ける練習をしてみて。
それから画面の〝光の具合”はいつも美しく。昼間なら自然光が入る明るいところで、影が多く出るような場所は避けて、 背景はシンプルに。リアルなプレゼンでもここぞという日は、場所をきちんとセッティングしますよね。それと同じです。
メイクでは肌をマットに。ツヤ仕上げだとモニター越しではテカって見えますが、マットだとほどよくツヤっぽく感じられるんです。また、パーツメイクがぼけていると、キレイに見えません。眉、アイライン、リップラインといった線をふだんの3割増しにしっかり描いてちょうどよくなります。リップは血色系で。
こういうテクニックは婚活でも同じ。リモート婚活は見た目が命。あなたは中身を知りたいと思っていて性格など奥行きの部分は、実際に会ってからと割りきって。そしてできれば画面上に揺れるものがあるといい。ミディアムロングのヘアの毛先や光り物のロングピアス……。男は揺れるものに惹かれるんです (笑) 。
プレゼンと違って、会話ではどちらかが話しすぎないように。自分が 2〜3言しゃべったら、相手も2〜3言とキャッチボールできるのが理想です。このあたりは、女性がコントロールするほうがいいみたいですね。趣味の話になって、例えば「カレーが好き」と言われたら、 「こんな店があるんですけれど」と興味をひいて、 すぐ会う日を決めてしまう。「今度」というのは社交辞令だと思ってください。もし仕掛けても相手が乗ってこなかったら、次、次!
このかたは人見知りということですが、画面上では、たとえ恥ずかしくて膝をつねっていようが何しようが見えません。実は人見知りの人にこそリモート婚活は向いていると思います。 「モニターの中では女優になる」と考えれば、緊張感は半減するはず。どうか頑張ってください。
■美の処方箋:プレゼンでも婚活でも好印象なリップを手に入れる
〜 SUQQUのリキッドリップ 〜
【用法】
印象を高め、視線を引きつけたい日に
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