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お家での花見に、ぜひ新しい日本酒をトライ!おつまみにはだしがけのだし巻き卵【平野由希子のおつまみレシピ #89】

今回は自然派日本酒に合うレシピをご紹介


【今月のメニュー】

自然派日本酒×だしがけのだし巻き卵

そろそろお花見の季節、今年のおすすめは新しい日本酒。
「蔵元の世代交代などで、自然派のエッジーな日本酒が増えています。今まで日本酒を飲まなかった人も、自然派日本酒はおすすめ! 和食はもちろん、フレンチやイタリアンにも合わせられます。おつまみは口当たりのいいだし巻き卵。お店のように非常に柔らかいだし巻き卵は家庭ではむずかしいので、卵にほどほどのだしを加えて焼き、食べる時にだしをたっぷりかけて。あつあつのだしと柔らかい卵の組み合わせは、ほっと和める豊かな味わいです」


【レシピ】
だしがけのだし巻き卵

自然派日本酒×だしがけのだし巻き卵1

【材料[材料・作りやすい分量]

卵…2個   

A
だし…大さじ2   
塩…少々   
しょうゆ…小さじ1/3   
砂糖…小さじ1/2   

B
だし…200㎖   
みりん…小さじ1/2    
しょうゆ…小さじ1/3   

塩…ひとつまみ サラダ油、三つ葉…各適量


【作り方】

❶ボウルにAを入れて混ぜ、調味料を溶かす。卵を割り入れて、切るようにして混ぜる。

❷卵焼き器にサラダ油を熱し、キッチンペーパーで余分な油をふく。①の1/3量を流し入れて強めの中火にし、菜箸でかき混ぜて半熟になったら、手前に三つ折りにする。

❸焼いた卵を奥に移し、空いたところにサラダ油を薄く塗り、残りの卵液の1/2量を流す。焼いた卵の下にも流し入れ、同様に手前に三つ折りにする。これをもう一度繰り返す。

❹小鍋にBを入れて温める。

❺器に合わせて③のだし巻き卵を切って盛り、④を注ぎ入れ、ざく切りにした三つ葉をのせる。


【今月のお酒】

自然派日本酒
自然派日本酒×だしがけのだし巻き卵2

(右)仙禽 オーガニック ナチュール
(左)寺田本家 五人娘 純米酒

(右)栃木県さくら市にある1806年創業の老舗蔵元。現当主11 代目は元ソムリエ。テロワールを重視し、土地の風土、水、米、蔵のすべてが共鳴する酒造りを行う。古代米「亀ノ尾」をオーガニック栽培し、あえて精米歩合90%、酵母無添加、天然蔵つき酵母で醸し、野性あふれる亀ノ尾のエネルギーを引き出す。アルコール度14度。720㎖¥1,819/せんきん 

(左)創業340年余り、現在24代目となる千葉県香取郡にある老舗蔵元。先代が40年ほど前に自然酒造りに取り組み、今では原料はすべて無農薬米に。いっさい添加物を使わず、微生物もすべて蔵つきの菌で発酵し、極力機械は使わず手作業で酒造りを行う。自然酒の原点となった純米酒で、濃醇な味わいとふくよかな香り。アルコール度15度。720㎖¥1,325/寺田本家
  • 平野由希子
  • 料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。(https://www.yukikohirano.com/) 近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」(KADOKAWA)。
【Marisol 3月号掲載2021年】撮影/邑口京一郎 スタイリスト/駒井京子 取材・文/海出正子 

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