☆お話をうかがったのは…
助産師・鍼灸師・看護師 たつのゆりこ先生
STEP4 骨盤底筋を鍛える
ヨガの“橋のポーズ”で、骨盤のインナーマッスルをトレーニング
骨盤の一番下で子宮や膀胱、小腸、大腸などを支えている骨盤底筋。
「ここを鍛えることで、膣の柔軟性や伸縮性がアップします。膝から首までがまっすぐに伸びるくらいまで持ち上げられる人は、そけい部がストレッチできている証拠。骨盤も動いているので若々しく健康的で、出産もスムーズ」(たつの先生)。
おしりが持ち上がらない人は凝り固まっていることになるが、少し上げるだけでもめぐりがよくなるので繰り返しトライ。スクワットも同様の効果が。
■骨盤底筋エクササイズ
❶あおむけになって両膝を立てて、足は腰幅に開く
❷息を吸いながら、おしりの筋肉を引き締めるようにして、ゆっくりとおしりを上げる
❸おしりを上げた状態で10秒ほどキープした後、背骨の上のほうから体をゆっくり下ろす
❹一連の動きを5回繰り返す
■デリケートゾーンケアを効果的にするためのちょっとした生活習慣
★旬のものを食べる
温かくて消化のよいものをとり、冷たいものや生ものは控えるように。特に旬のものを意識し、体を冷やす夏野菜は、加熱するなどの工夫を。
★質のよい油をとる
食事でとる油は、エゴマ油やオリーブ油などオメガ3やオメガ9脂肪酸のような質のよい油を。粘膜がうるおい、お通じがよくなり便秘が解消。
★目の酷使に気をつける
目の奥にはホルモン分泌や制御を行う視床下部があり、目を酷使すると子宮や卵巣に影響が。PCやスマホの使用は意識的にセーブすること。
★夜更かしをしない
東洋医学では、"陰"の臓器とされる腎や肝が弱ると、膣の乾燥などにもつながる。夜しっかりと眠って、「陰の気」を養うことが重要。
★砂糖のとりすぎに注意する
東洋医学では、砂糖の過剰摂取は胃腸機能を低下させ、血流を悪くするとされている。甘いものを欲したら、栄養価の高いハチミツを。
★骨盤を動かす運動の習慣をつける
おしりの下にテニスボールなどを置いて、コロコロ転がす習慣を。骨盤の下部である座骨結節がほぐれ、骨盤まわりの血流が促進される。
★フットケアの習慣をつける
骨盤内の血流が悪くなると足首が硬くなり、足裏がガサガサに。子宮と深い関係にある内くるぶし下のツボ「照海」をマッサージして。
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