そのつらさ、PMS・PMDD かも…?【アラフォーのための生理の基礎知識】|40代ヘルスケア

最近、今までと生理の状態が違う……。でも人と話題にすることもなく、生理の知識の更新がされていない人も多いのでは? マリソル世代は、婦人科系の病気や更年期も気になり始める時期。改めて、生理について向き合ってみませんか?

☆私が教えます!

産婦人科医・心療内科医 小野陽子先生

産婦人科医・心療内科医 小野陽子先生

おの・ようこ●対馬ルリ子ライフスタイルクリニック銀座・新宿にて診療。Addots GINZA代表。日本産科婦人科学会専門医。女性心身医学認定医。女性ヘルスケア専門医。心療内科医でもあり、女性の心と体を支える診療を行う

▼生理のリズムをおさらい!

生理のつらい症状②
そのつらさ、PMS・PMDD かも…?
生理前にさまざまな不調が出るのがPMSや、PMDD。PMDDは、PMSほどはまだ知られていないが、この症状に悩むマリソル世代も多いとか。この2つの症状や対策についても知っておこう。




■そもそもPMS・PMDD とは?

月経前に体や心に不調が出るのがPMS、特に精神的な症状が強く出るのがPMDD

「PMS、PMDDはホルモンがしっかり分泌されているからこそ出る症状です。PMSは、月経開始の3 〜10日前に生じる心身の不調のことで、排卵を境に女性ホルモンのバランスが急激に変わることで起こるといわれています。月経開始4日目ごろには症状がスーッとなくなります。左記のような症状のほか、ニキビ、肌荒れ、食欲増加、食欲減退などさまざまな症状があります。また、PMSより精神症状が強く現れるのがPMDD(月経前不快気分障害)。PMSに悩む女性の3 ~ 5 %がPMDDとみられています。少なくとも2周期以上にわたって周期的な症状変動があることを月経日誌をつけて確認する必要があります。下記の項目に多く当てはまり、月経開始後数日以内で症状が軽快するならPMDDの可能性が。PMSやPMDDには性格も影響し、自分の感情を表に出すのが苦手な人や、他者への配慮が大きい人が症状が出やすい傾向があります。生活習慣やストレスでも悪化するので、その見直しも大切」


【器質性月経困難症】の主な病気

アラフォーのための生理の基礎知識3_1
*米国産婦人科学会および米国精神科学会DSM-5より作成資料
アラフォーのための生理の基礎知識2_2
アラフォーのための生理の基礎知識2_3

子宮内膜に似た組織が子宮外に発生する病気。症状は月経痛、下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛、不妊など。

子宮の筋肉に発生するコブのようになった良性腫瘍。30歳以上の20〜30%にみられる経血量の増加、月経痛、不正出血、不妊などの症状が出る。

子宮内膜が子宮の筋層の中に増殖する病気。30代後半〜40代に多くみられる。月経痛、経血量の増加、出血持続日数の延長などの症状が。



■治療について

経口ホルモン剤などの薬で症状はラクになるので早めに対処を

「機能性月経困難症に対しては、薬での治療が基本です。器質性月経困難症は、原因である病気の治療を行いますが、症状を和らげるための対症療法としてやはりホルモン剤での治療を行います。PMSにも症状に応じて同じような薬を用い、PMDDなど精神的な症状が強い場合には抗うつ薬などを用いる場合もあります」

☆治療の選択肢については以下ページも参照↓

【Marisol 1月号2021年掲載】イラストレーション/佐藤由実(藤村雅史デザイン事務所)取材・文/和田美穂

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