毎日続けられる「体幹ストレッチ」で不調知らずのカラダになる!

2018年6月19日
最近、なんとなく体調が悪い、疲れやすい・・・そう感じているなら今すぐ体幹ストレッチを。体の土台である体幹をほぐして伸ばせば、つらい首や肩のこり、腰痛も解消。しなやかで美しい、動ける体になれる!

☆お話をうかがったのは…

スポーツトレーナー 金子 聡先生
フィジカルラボ代表博士(スポーツ科学)、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、全米認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。http://www.physical-lab-ginza.com

【1】アラフォーの“しんどい”の原因は、 体幹の固まり、ゆがみだった!

体幹が固まると、姿勢の悪さやゆがみを引き起こし、つらい痛みや疲れが抜けない体に。そこで、体幹をほぐすストレッチで、軽やかに動ける体にチェンジ。

疲れにくい体を目ざすなら体幹ストレッチ!

「体幹とは、その名のとおり体の幹となる部分。ここが柔軟性を失ってしまうと、効率よく動けなくなるだけでなく、肩こりや腰痛、頭痛といった、さまざまな不調が現れます」と金子聡先生。

特にアラフォーは、仕事や家事など日常生活の中で間違った体の動かし方をしている人が多いそう。

「この悪い習慣を続けていると、姿勢がくずれ、一部位に過剰な負荷がかかってしまいます。それが筋肉を硬くし、こりや痛みにつながってしまうのです。そこで効果的なのが、こり固まった筋肉を伸ばすストレッチ。筋肉を温めながらほぐすことで体の動きがスムーズになり、血流もアップ。ゆがみや冷えも改善され、疲れにくい体に変わっていくので、まずは3週間、毎日続けてみてください」

【教えて金子先生!①】そもそもストレッチって何?

「体のほとんどの筋肉は体幹につながっていて、日常の動作は体幹と連動して働いています。例えば、歩くという動作は、腕や肩の動きを背骨や骨盤を介して脚の筋肉につなげることでスムーズに動けるように。このように、体幹は全身の運動連鎖にかかわるため、柔軟性を保つ、関節の可動域を広げるなど、健康でしなやかな体を維持する重要な役割を果たしています」(金子先生)

【教えて金子先生!②】ここが体幹です!

「体幹と呼ばれているのは、頭と腕、脚を除いた体の胴体部分のこと。この体幹が日常の基本動作=体の動きの中心となり、幹となって体を支えています。体幹は肩甲骨、肋骨、背骨、骨盤周辺と、大きく4つに分けられ、それぞれの筋肉や骨の動きと連動して全身に伝える役割を担っています」(金子先生)

【肋骨】
胸の筋肉や、おなかの筋肉につながり、呼吸や美しい姿勢のカギとなるのが肋骨。ここの筋肉が硬くなると、肋骨まわりが硬くなり、呼吸が浅くなったり、猫背の原因に。

【骨盤】
太ももの前側の大腿四頭筋、裏側のハムストリングス、背骨や骨盤、脚の骨と連動している腸腰筋、おしりの大臀筋など、脚と体幹をつないでいるのが骨盤まわりの筋肉。

【肩甲骨】
肩甲骨は肩の筋肉など、上半身の筋肉が連動している部分。腕を動かしているのは肩だけではなく、肩甲骨も。この周囲が硬くなると、上半身の動きが悪くなり、肩こりも悪化!?

【背骨】
背骨はS字カーブを描いて重い頭を支えながら、美しい姿勢を維持している。この周辺の筋肉が硬くなると姿勢が悪くなり、首、肩、腰の痛みなど、さまざまな不調の要因に

【教えて金子先生!③】体幹の働きって?

「体のほとんどの筋肉は体幹につながっていて、日常の動作は体幹と連動して働いています。例えば、歩くという動作は、腕や肩の動きを背骨や骨盤を介して脚の筋肉につなげることでスムーズに動けるように。このように、体幹は全身の運動連鎖にかかわるため、柔軟性を保つ、関節の可動域を広げるなど、健康でしなやかな体を維持する重要な役割を果たしています」(金子先生)

【教えて金子先生!④】体幹が"固まる"とどうなるの?

「間違った体の使い方や姿勢がくずれると、体幹が固まります。すると、筋肉がこわばり、放っておくと、こりの原因になる老廃物がたまって血流が悪くなり、いつも疲れた状態に。また、呼吸が浅くなったり、冷えを招いたり、体が固まることでメンタル面に影響が出ることも」(金子先生)。さまざまな不調の原因は体幹にあり!

【2】"固まり方"タイプ別、不調解消ストレッチ

固まった筋肉をほぐして伸ばすストレッチを毎日続ければ、動きやすくて疲れにくい体に。こりや痛みの改善、代謝&血流アップも狙えるので、さまざまな不調が解消されていくはず。ただし、固まり方には人によっていくつかタイプがあるので、それに応じたストレッチを!

【肩まわりの固まり 前肩タイプさんのストレッチ】

1.ラクな姿勢で立って両腕を上げ、横から見た時、耳が見える位置でキープ。腰はそらないようにロックすること。ストレッチは起点となる部分を固定すると、筋肉がよく伸びる。
2.次に、肘が直角になる位置まで、腕を徐々に下ろしていく。呼吸を止めず、ゆっくりと下ろしていって。これで、固まった胸の筋肉が緩み、ほぐれていくのを感じるはず。
3.そのまま手首を下げ、肘を背中の中央に引き寄せる。この時、肩甲骨を内側に寄せるイメージで。胸を開くと肩の関節の可動域が広がり、前肩が改善。これを10回行って。

肩まわりの固まり 前首タイプさんのストレッチ】

1.まず、両手を組んで頭の上に当てる。そのままぐーっと押し下げて首の後ろの筋肉を伸ばしていく。おへそを見るようにすると、よく伸びる。
2.今度は片手を頭に当て、斜め下に向かって押し下げていく。目線も斜め下向きに。首の筋肉を伸ばすことで僧帽筋(首・肩・背中上部の筋肉)もほぐれ、肩こりが解消される。
3.さらに、首の横の筋肉を伸ばす。顔は正面に、頭を横に倒すようなイメージで、片手で頭を押し下げる。この時、肩が上がらないように注意。
4.あごを押し上げ、顔を斜め後ろへ。こうすると首の根元から鎖骨につながる筋肉がほれる。反対側も同様に行って、首をぐるりと一周させて。

【腰まわりの固まり 猫背タイプさんのストレッチ】

1.骨盤につながる太ももの裏側の筋肉の柔軟性をアップさせるストレッチ。まず、陸上のスタートのような姿勢をとる。この時、なるべく前脚の膝と胸を近づけるようにすること。
2.そのままゆっくり前脚の膝を伸ばしていく。手は床から離さないように。太ももの裏の筋肉が伸びていることを意識。1の姿勢に戻り5回繰り返したら、反対側も同様に。

【腰まわりの固まり 背骨のひねりが硬いタイプさんのストレッチ】

1.脚は骨盤の真下に、手は肩の真下に置いて四つんばいになる。背中はまっすぐになるようにキープ。そのまま片手を頭に乗せ、顔は真下を向くように。
2.手を乗せた方向にゆっくり首を回し、上を向いて10秒キープ。こうすると、胸の筋肉と肩甲骨が活性化され、背中と腰の可動域が広がる。ゆっくり1の姿勢に戻ったら、同じ動作を10回行って。反対側も同様に。

【3】ストレッチに慣れてきたら、ぜひトライしたい初級トレーニング

「毎日のストレッチで柔軟性が戻ってきたら、週に3回くらいトレーニングを加えると体幹が鍛えられ、より疲れにくい体質に」(金子先生)。さらに、脂肪がつきやすい部分もキュッとメリハリが。

【首を鍛えるトレーニング

1.肩まわりが固まりやすい人におすすめのトレーニング。首の根元から鎖骨につながる筋肉を鍛えることで、首が安定し、肩まわりも固まりにくくなる。あおむけの状態からスタート。
2.あごを引いて胸を見ながら首を曲げていく。この時、首の前側の筋肉を縮めるように意識して。背中と両肩は床にピタッとつけ、首の後ろに力が入らないように注意。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/山下 優(Rossetto) スタイリスト/程野祐子 モデル/西秋愛菜 取材・文/寺田奈巳 構成/原 千乃

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