香港旅行者必見。在住者が教えるタクシー乗車のコツは?
香港では電車、バス、ミニバス、トラムと交通網がかなり発達していますが、突然知らない土地のローカルバスに乗るのはハードルが高いですよね。そんな時使いたくなるタクシーですが、香港のタクシーはとっても気難しい!
香港は実は2000年くらいから電子マネーが広まり、Octopus(八達通)というカードで公共交通網はもちろんコンビニからちょっとしたスーパーなどsuicaみたいな感じで使えるのですが、唯一気を付けなくてはいけないのがタクシー。香港のタクシーは現金のみ受付。香港旅行が決まったら必ず100ドル札の現金を用意してください!
注)500ドル札、1000ドル札は90%断られるかとっても嫌な顔をされます。
香港でのタクシー乗車のコツ2:運転手さんは英語がほぼしゃべれない
行きたい場所が決まっているならできるだけ大きな文字の広東語(漢字)で住所を書いておくこと。
昨今北京語はしゃべれても英語がしゃべれないタクシー運転手さんが急増中。できるだけ大きな文字で書くのは、タクシーの運転手さんに高齢の方が多いため。小さい文字のiPhoneを見せるとちょっと機嫌が悪くなることもよくあります。日本と違ってタクシー内はお客様のものではなく、運転手さんのプライベート空間。大音量のラジオトーク番組が主流です。
香港でのタクシー乗車のコツ3:タクシーは色でテリトリーが決まっている
新界は緑、ランタオ島は青、香港島やチムサーチョイ(都会タクシー)は赤と決まっています。香港島から九龍半島へハーバーを超えてタクシーを乗る時は決まった停留所から乗らないと受け付けてくれません。(上の写真が決められて停留所)ながしのタクシーでも空車マークの上にカバーを付けてout of serviceのようになっているのがハーバー越えを希望しているタクシー。この車は香港島でつかまえても香港島内の場所へは行ってくれません。反対に、九龍半島で捕まえても九龍半島内の場所へは行ってくれません。どちらもハーバー越え用のタクシーなんです。ちなみにハーバーを超えるトンネルは3本。トンネルによって料金も違います!
香港でのタクシー乗車のコツ4:車によって乗車制限が違う
香港のタクシーは車種が決まっていて、ほぼ同じように見えるのですが、車によってはお客さんが4人乗車できるものと5人乗車できるものがあります。5人乗車の場合はだいたい後部座席に4名と前の座席に1名です。ちなみに最近東京で見かけるようなユニバーサルデザインのタクシーも香港で出回りつつありますが、全車均一で同じ料金です。
香港でのタクシー乗車のコツ5:ながしのタクシーを捕まえるには道路の線に注意
こちらは二重線(左)があるので止まってくれない道路。
せまい香港ではタクシーは突然止まると後列の車に影響があるため、停車していい場所が決まっています。目的地についても止まってくれないのはそういった理由の時もあるので気を付けて!二本線のある道路では手を挙げて待っていても停車してくれるタクシーはいません。(上の写真参照)一本線の道路ではOK!
香港でのタクシー乗車のコツ6:香港は基本チップはない!
海外に行くとついつい気になるチップ制度。香港は基本的にはチップはないものと思って大丈夫です。よっぽどいいサービスを受けた時、よっぽどお金持ちでいい気持ちになりたい場合(笑)などの他、考えなくて大丈夫です。
香港でのタクシー乗車のコツ7:番外編言ってはいけないあの言葉!?
香港は広東語が公用語です。香港は中国との歴史的な関係から、「中国人」というよりは「香港人」としてのアイデンティティを持っているので「ニイハオ」(北京語)というのはちょっと違うように思います。(広東語は漢字は一緒でも発音はレイホウ)ちょっと感覚がわかりませんが、私も欧米で「ニイハオ」と言われて戸惑うことが多いので。フレンドリーなのか、全くこの人の出身などを考慮しないで言っているのか、どちらにせよ私は中国人じゃないですって言い返したくなっちゃいますよね。多分香港人は失笑しちゃいます。
香港観光でおすすめ! ルーフトップバー「PIQNIQ」
香港でも絶大な人気を誇る草間彌生さん。なんと、香港でも大人気のルーフトップバーに草間さんの作品が!このカボチャ越しに見る香港の100万ドルの夜景!こちらは割と早めの時間から混んでいて立ち飲みになる可能性が高いので、まずは駆け付け一杯w 私の中ではワインなどを軽く飲んでから別のbarへ移動する前の夜景を堪能する場所となっております。
とにかく欧米人に大人気のこちらのBAR。新しいビルということと、Pottinger streetといって昔からの石畳のある場所なのでLKFにもSOHOにも同じくらいの距離で行けるという好都合な場所!是非このあたりから始める夜はいかがでしょうか。香港ってほんとに気分がとってもアガリますよ!
香港観光でおすすめ! ホテルの中の隠れ家バー「Room 309」
実在するホテルの中の隠れ家バーなのですが、カードキーをもらうためにチェックインまでする必要があって、素敵なんです。
ちなみにカクテルは透明なカクテルにこだわりがあるので、私はピニャコラーダ風ハウスカクテルをいつも頼んでます!透明なのにピニャコラーダの味!不思議カクテル満載です! そしてよく見るとチェリーが鍵にささってるんです。
NY話題の隠れ家バー「Please Don't Tell」
調べたらわかってしまうような甘い隠れ家のこちらの店舗。なんと某有名ホテルの中にあるんです。しかも最近香港ではバーの中に隠れ家バーがあるという二重隠れ家のコンセプトが人気!なんてこった!
こちらはNYでも同じく電話ボックスの仕様になっているという入口。
電話をかけると、カーテンが開き、お迎えが来てくださるというアガりまくる設定~!噂でもいつも混雑していて入れてもらえないとのことでしたが、この日は超ラッキー。ちゃんとカウンターで座ることができました!店内はこじんまり、Cozyな雰囲気。私は店内大きすぎて話が聞こえないようなバーよりはこじんまりしっぽりするバーが好き。ちょうどのサイズでますます気に入りました。
ちなみにホテルのHPには掲載がありますが、ホテル内に案内はないので、人に聞いてたどり着くようになっていますよ。香港にいらしたらぜひ隠れ家バーをいくつも回る、「バーホッピング」を楽しんでみては?
大人女子に行ってもらいたい妖艶なバー「Ophelia」
ぜひとも大人女子に行ってもらいたいこの独特の世界観。安心してください!誰も脱ぎませんw ただただ、踊り子のお姉さまたちがぼーっとそのあたりをうろつくっていう不思議な世界。こちらもいくつも大人気のレストランをプロデュースしているダイニングコンセプトのお店。夢から出てきたような空間で日常の退屈を吹き飛ばすっていうコンセプトなんだそうです。
スモーキーな空気(特に喫煙空間なわけではないです)とお姉さまが足を見せて歩いてるっていうだけなんですが、もうとっても怪しい!
ダンスのパフォーマンスがある日もあるみたいです!ちなみに男性は特に服装に制限があるので(サンダルX 短パンX など)男性と行かれる際にはジェントルマンを連れていってくださいね。カクテルもおいしいのでぜひともお楽しみくださいね!
幻想的な世界観のダイニング「Iron Fairies」
話題になってからかなり久しいのですが、私は初めてだったのでこちらのバーもご紹介。人気店をいくつも展開しているダイニングコンセプトのお店。
昔の鉄工場に模した造りになっていて、ちょっとディズニーっぽいフェアリーがたくさんおいてあって幻想的。
デザイナーがこういう幻想的な世界観を作り出す有名デザイナーのアシュレーサットン氏。ちなみに彼がデザインするのはOphelia、J.BOROSKIに続き香港で3店舗目なんだそう。
なんと、蝶々が天井にびっしり。しかも下の方には鉄でできたフェアリーが一つずつ置いてあって「お持ち帰りすると不吉なことが起こりますのでお気をつけて」っていう粋なのかマジで怖いのかよくわからないコメントカードが置いてありました。
10時からライブがあるのですが、ブルース・ジャズで私的にはライブ前にかかっていた音楽の方がノリノリで楽しかったのですが。ともかくめっちゃ人気店なので人が多く、若い人とワイワイするには楽しいかも。ブルースとか楽しむには込み具合が半端ない感じです。ちょっと早めの入店をオススメします!
いくつかホテルスパにはいきましたが、マッサージが一番ゆったりしているように思います。スパの2時間コースを予約すると、予約時間45分前から施設をつかってのんびりできます。
私のお気に入りは暖かいデイベッド。湿気もない暖かい空間なのでバスローブを着てのんびりと本を読んだりしてます。
この後2時間みっちりとアロマでゆったりとくつろいできました。
香港では街中にも気軽なマッサージ屋さんがありますが、あちらはどちらかというと本気で足がだるいとか腰が痛い時に利用していて、一年に一度くらいはゆったりホテルスパにお世話になってます。
香港島の中心街セントラルに突如現れた大きなオシャレスポット「大館」に行ってきました!
私も大好きな香港島中環(セントラル)には「オールド・タウン・セントラル」という最近香港が特に力を入れて再開発しているエリアがあります。
香港の歴史の通り西洋と東洋、新旧の文化が入れ混ざっている地区で、歴史を感じられる街並みにストリートアートなど香港好きな人がまさに萌えるポイントがたくさん。
そんなオシャレ地区セントラルで最近ついに満を持してオープンしたのがこの新スポット大館。大館は植民地時代に作られ始めた建物の集合体なのですが、警察署、裁判所、刑務所が隣り合って建設されています。90年代には旧セントラル警察署、セントラル裁判所、ビクトリア刑務所の3つの建物が香港の歴史的建造物(法定古蹟)に登録されています。今回、この3つの建物が改装され、現代美術館、オシャレショップ、当時の様子が分かる見学施設などに再開発されたんです。
昔の監房などの見学も可能で現在は入場人数制限がありオンラインで申し込みをしている人のみ見学ができるようになっています。オシャレカフェなんかよりは監獄がぶっちぎり大人気で人もごった返していました。
歴史的建造物(法定古蹟)をそのまま使用した素敵な外観
かつて監獄だったところだけに外側の造りも興味深い!
狭い香港には珍しく、見どころ満載な割にスポット自体とても広いので、なんと私、いまだにすべてまわることができていません!監獄の裏側のストリートには素敵なカフェがあったりと素敵なエリアなので香港に来られたらぜひお立ち寄りくださいね!
香港に行ったらぜひ味わってほしい最高級のレストラン
ミシュランの2つ星という折り紙つきのお料理が味わえる『天龍軒』
ミシュランの2つ星という折り紙つきのお料理。キラキラゴージャスで上品な店内。最高級のサービス。そして香港随一の絶景。そんな素敵なレストラン、 『天龍軒』に行ってきました!
予約は必須です。セットディナーはミシュラン特別コースなど3種類、アラカルトメニューもあります。今回はせっかくなのでミシュラン特別コースをいただきました!
中華料理なのに食前のアミューズまで出たりして、ウェイターの方々もとってもさりげなくて素敵なサービス!食事はどれをとっても繊細でとっても奥深く、本当に絶品の一言。
ちゃんと日本語表示のメニューもありましたよ!
キラキラとってもモダンで大胆なイメージのインテリアには、バランスよく伝統的なアジアと香港らしさがあって、香港ならではのダイナミックさ、豪華さ、繊細さを堪能できました。
話題のお店がたくさん!香港オススメストリート Gough Street
活気があって中心地で大好きな街セントラル。中でもこのストリートはオシャレショップがてんこ盛り! 小さなクリエイターショップとかアクセのセレクトショップ、インテリアショップなどとっても可愛いお店がたくさんありますよ。
Gough Street にある「映える」レストランバー「Gough's on Gough」
こちらのお店はイギリスの家具ブランドTimothy Oultonがインテリアやレストランコンセプトやなんかも手掛けたというお店。大人気店がたくさんあるGough Streetではランチタイムにもなれば大行列のお店も多いのですが、こちらのお店一歩入れば静かな別世界。黒と金のブリティッシュな雰囲気の中素敵な店内へ。
シェフこだわりの食事もさることながら、バーとしての使い方が一番人気のよう。
夕方からのハッピーアワーも香港ではとっても人気の飲み方なのでぜひふらっと訪れてみては?
香港あるあるな光景が見られる!? 香港オススメストリートGage Street
Gage Streetは、香港好きにはたまらない色んな要素がてんこ盛り。
野菜やお肉、魚のお店がたくさんあるストリートです。トラックから豚一頭を担いでくるおじさんを発見しました。初めての時はかなりショッキングですが、香港あるあるです。
インスタで話題!クロワッサンが美味しい「bakehouse」
インスタで見つけたこの話題のお店、色んな人のコメントが「No.1 Croissant in HK」みたいな感じだったんで行ってみました。(←やっぱりミーハー)なんとこちら、シェフがあのフォーシーズンズホテルのペイストリー部でのシェフだったとのこと。
私の中でのチョコクロワッサンNo.1はFeather & Boneだったんですが、奪還No.1の座。めちゃくちゃパリフワ。おいしかったんです。クロワッサンもブリオッシュも超おいしい。次回時間のある時にぜひともカフェメニューも試したいです。
日本の皆様にはあまり響かない、香港最新のパン屋情報ですが。観光に歩き疲れたらぜひこういうカフェで一息してみては?
幽霊スポットが大好きな香港人(!)の間で話題のスポット
香港人(だけでなく中華圏全般?)は幽霊スポットが大好き。そんなに幽霊スポットが大好きな香港人が話題にするスポットがこちら。
1892年に元々は市民病院の看護スタッフ用施設として設立、大戦後の1947年に精神病院になり、閉院後廃墟化した後1990年代に解体され再建、外側だけ残して歴史建築Sai Ying Pun Community Complexとして保存されてます。
こちらただの幽霊スポットだけでなく、建築物としても初期のバロック式を採用している香港では数少ない建築物として、また地元の建築材料を有効活用しつつ正確に建築されたものとして貴重な存在なんだそうです。
昼間に訪れると観光客も多く写真を撮っていてそこまで怖い感じではありません。このあたりは最新おしゃれスポットとしてビストロやカフェが立ち並ぶ午後から夜にかけて楽しい街でもありますので少し足を伸ばして訪れてみては?
また、Sai Ying Pungには昔ながらの駄菓子屋さんや電気屋さんも残っていて、昔よく使われていた鉄のシャッターがまだ使われています。たまに住所や店名などがくりぬかれていてこれもまた珍しいのでお見逃しなく!