お悩み相談、43回目です。
今日の質問です。
若い時はショールームのコンパニオンをやっていて、見た目には自信があります。
男性からのアプローチもたくさんあって、自由に恋愛してきました。
今でも体形維持には気を付けていて褒められることが多く20代に間違われます。
本当の年齢を言うと目を丸くして驚かれるのでそれがうれしくてつい言ってみたくなります。
若い、きれい、スタイルが良いと変わらず言われるので、自分としては若い時と同じように条件の良い男性と結婚できるのではないかと理想を下げることができません。
顔が見えないからはっきり書きますが、かっこよくて背が高いのは絶対で、年収も友人に言って驚かれるくらいの収入がないと恥ずかしいと思ってしまいます。
でも実際の年齢は38歳なので、少し控えめにしないといけないのはわかっているのですが、いざ理想と違う男性とデートすることになると、あからさまに態度に出てしまいます。
ケビ子さん、女性はなんだかんだ見た目が良かったら好条件の人と結婚できますよね!背中を押してください。
何だって?ショールーム勤務で見た目に自信がある。今も体形も維持して20代に間違われるとな!
すばらしい!
その若さをキープする術をブログで書いて、人気を得て、本でも出して第一人者として生きていくのもありですねえ。
率直に申し上げると、「見た目が若い、体形維持している、すごいモテた」ポジティブなファクターを並べてみたところで、今日現在結婚という実績が出せていないのが真実である。
おそらくご相談者は「少し謙虚に」だとか「理想を下げて」だとか「現実を見て」だとか一般的なアドバイスが全く効かないタイプなので、もうこのまま自分を貫いて、どこまで独身でいられるかを寧ろ楽しんでほしいと思う。
謙虚なふりというのは絶対に続かないだろうから。
そうするうちに、なんだこの突き抜けた存在は!と熟したエネルギーの塊であるご相談者の存在に気づく猛者が出てくるだろう。
私の姉のケースで恐縮だが、姉もアラフォーになりたての頃、結婚に悩み、私の先輩や知り合いにもお願いして紹介を頼んだことがあった。
何度か紹介の場があったのだが、そのうちの一人が誰もが知っている全国展開の店のオーナーであった。
年齢は50歳くらい。アラフォーなりたての姉には少し上だが、むしろ年齢が有利になるかもしれないと思って場に出かけた。
バツイチだという男性は、大きな会社のオーナーだけあって腕時計はギラギラ、髪型もチェッカーズみたい、洋服もなんだか見るからに良さそうな素材、そして素足にモカシンであった。
ケビ子も同席していたが、トレンディドラマから抜け出してきたようなタイプで大変驚いた。
食事が終わったあと、都内から千葉まで帰るのにタクシーチケットをくれた。
こういう人って本当にいるのか!と姉と興奮してタクシーで帰宅した。
姉はトゥモローランドで買った清楚なツインニットにふわっとしたスカート。
じゃがいものようなケビ子と違い、姉は地元で一番ともてはやされた美人である。
学生時代にはレストランでアルバイトしていても時給の10倍の額のチップをもらうようなルックスであった。
メニューにチキンの悪魔風とかがあるような田舎の普通のレストランである。
その姉に、男は「ちょっと違うんだよね~」と断りを入れてきたのだ。
どういうことだと紹介者に詰め寄ったところ、「もっと派手でイケイケの女性が好みなんだ」と当時人気だったレースクイーンの名を上げてきた。
そして間もなくして、彼は結婚したと聞いた。
相手の女性は日焼けしてワンレンでボディコンシャスなワンピースにハイヒール、というタイプの女性だったと教えてもらった。
例えが長くて恐縮だが、こういう例もあるのだから諦めなければいつか叶うと信じて、気長にがんばってほしい。
いつもならアラフォーは時間がないから何とかしてくれと書くところだが、ご相談者はいつまでも若さを保っていられるのだから!大丈夫だ!
本日の結論:みんな違ってみんな良い、かもしれない!
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)