お悩み相談、68回目です。
今日の質問です。
悩みは、メールが2週間に1度、会うのが月に1度程度しか会えない彼のことです。2回ほどドライブもしましたが、手も握らず体の触れ合いも一切ないです。こんなプラトニックな関係は初めてなので、この人は私に興味ないのか、年齢の割に超草食系なのか、はたまた他に女がいるのか、と疑ってしまう今日この頃です。
彼は実家住まいのご両親思いの優しい方で、私へのメールも今までにない位、丁寧で未だ敬語です。でも、月1の食事だけの関係では私が欲求不満で耐えられない、私はただのご飯友達か!ともんもんとしております。彼は普通の会社の営業で、釣りをこよなく愛する自然人ですが、私は見た目もかっこいいし、背も高くドストライクでタイプです。
こちらが勝手にもう46歳で、こんな関係続けていてもしょうがないと焦っているというのもあります。アプリでは彼の他に4人ほど会いましたがマッチングしない上にコロナで不自由な環境も重なり、彼が一番誠実でタイプだし運命の人かもと思っていたので、今の状態がとてもしんどいです。
本人に直接今の関係聞いてみればとも思いますが、今更私たち付き合ってるんですかね?と聞いたら、重いとも思われそうで、今の友達以上恋人未満な関係が壊れそうで二の足踏んでいます。そんな時間かけられる歳でないのは分かっていますが、逆にこの歳だからこそ焦って関係進めてもしょうがないかなとも・・・。
ケビ子さんの正直、かつ的確な第三者的ご意見いただけるととっても嬉しいです!
どストライクタイプの男と出会えた!やったぜ母ちゃん!
では状況を整理してみよう。
46歳、仕事ガンガン、男性と張り合ってしまいがちのアグレッシブな一面をお持ちのご相談者。
タイプの男とアプリで出会って半月に1度メールし、月に1度食事をする関係が続いている。ドライブデートもしたが、プラトニックドライブで欲求不満が募り悶々としている。今更付き合っているのかと聞くのは関係が壊れそう。
率直に申し上げて、男性がご相談者にまだ夢中ではない、という状況だろうと推察される。
「この」男性が、というよりも広く「男」はと前置きをするが、好きで好きでたまらない女に対しては連絡が増える。
世話を焼きたがり、連絡を取っている状態を維持しようと努める傾向が強い。
「了解!問題ないよ」と送り間違いを装って連絡をする、という高等技術も使うだろうし、「今日は朝ごはんにメロンパン食べたよ」という無用な俺通信も頻繁に発信される。
男が恋に落ちる、intoの状態というのはそういうものらしい。(むろん、全員とは言わないが)
半月に1度の連絡、月1の食事プラスアルファの現状を鑑みると、まだそういう状態ではないのだろう。
一方でこの状態が継続して且つプラトニックな関係でいることはご相談者を「好ましい」と思っているとも言える。
この頻度で毎回「なあ、いいだろう?」と体の関係を迫られるのは、おそらく目的がそちらの可能性が高い。
したがって、連絡頻度が低くかつ体の関係がないというのはご相談者の言う「誠実」カテゴリーに分類される。
この状態で「私たち付き合ってるんですかね?」と迫ると望む答えがもらえず、「ああそうですか!人の時間を何だと思ってるんですか!」と思わず口に出してしまいたくなるので勧めない。
今ご相談者にできることを具体的に書くのであれば以下2点だ。
1. 二人の関係性において主体的な関与をほのめかすこと。
相手に「付き合ってるんですかね?」だとか、「あたしのことどう思ってるんですか?」といった質問は二人の関係性の定義を相手にゆだねる事であり、答えを勝手に期待して勝手に落胆する夢芝居となるパターンである。
それはしない。するのであれば「私、あなたとお会いしているととっても嬉しいです。楽しいです。ごはんおいしいです。」と自分がどう思っているのかをほのめかすこと。「うれしい、たのしい、ありがとう、おいしい」は関係性を作る上での4大パワーワード。頻発しても損はしない。更に、帰り道に彼の反応を見ながら腕を組んだり、手をつなぐくらいはご相談者が踏み出して意思表示をしても良いところだ。
2. 実家暮らしの男の生態を理解すること。
実家暮らしで親思い。そういう男が「今日夕飯いらないよ」というやり取りをする。
ケビ子の話で恐縮だが、奴さん(夫)もケビ子と結婚する前の数年間は海外赴任から帰国して実家で暮らしていた。デートの度に母ちゃんからの詮索が恥ずかしかったから、デートの日以外も夕飯が不要な日を作って吉野家で食べて帰ったと言っていた。そういうデリケートボーイも実際いるので、相手の男性の生活を詮索ではなく会話で良く知る努力をしてみよう。
今は、タイプの男と悪くない関係が続いている。問題があるとするならば、ご相談者の火照った体とこれまでに経験したことがない非接触型のデート期間の長さである。
年齢的に焦る気持ちもわかるので、彼以外の人にも目を向けてみると「彼が良いけど他にもいるし」と彼との関係を思いつめることが軽減していくだろう。
何度も出す例で恐縮だが、聖子ちゃんの名曲「赤いスイートピー」だって、知り合って半年経っても手も握らない男に付いて行きたいと歌っているのだ。
それは気が弱いけど素敵な人だからだ、と理由まで明確だ。
40代で婚活をしているのだから、それなりに不器用だという前提でやさしく階段を下りてみてほしい。誠実な人が更に器用にデートできるタイプならとっくに結婚しているのだから。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)