お悩み相談、73回目です。
今日の質問です。
今、彼には2年付き合ってる彼女が居てますが、この前 数名で飲んでた時、彼の彼女の話になり「きっと彼女が最後で、そろそろ結婚も考えていると。でも、価値観が合わないのか踏み切れない自分もいる」そこで、彼女の何が良くて結婚を考えたのか聞いてみると、「親の味をがんばって覚えてくれようとしてるところ」だと。それを聞いた瞬間「ああ、やっぱりこの人素敵な人だな」と心底思い、もう一度彼にアタックするのか、そのまま彼女との幸せを応援するのか、迷う自分が出てきました。
ケビ子さんなら、どうされますか?
ん、ん、ん~。
20年来のお友達とはすごいですね。
ケビ子ならどうするか、ということなので率直に回答する。
何もしない。
全く入る余地がないように思う。
ご相談者が彼にアタックするか、彼女との幸せを応援するのか迷うポイントはなんだろうか。
1%の可能性があるとしたら数名と飲んでいた時に「結婚も考えているが価値観が合わないのか踏み切れない自分もいる」との発言に、これは入り込むスキがあるのではないか、と判断されたからなのだろうか。
または、スキはないけど、彼はやっぱり素敵だから記念アタックしたいのか。
二人の状況を整理する。
43歳、20年来の男友達。
お互いフリーであった30代前半でモーションをかけたが「女として見れない」と言われ疎遠に。
数年後、年に1、2回ごはんに行く関係。
現在、彼には2年付き合っている彼女がおり、価値観が合わないと思いながらも親の味を覚えようとしてくれてるところが良くて結婚を考えている。
ご相談文そのままのようだが、少し整理をしてみると、入り込む余地があるのかないのかお分かりにならないだろうか。
え?わからない?
ポイントはここ。
お互いフリーであった30代前半でモーションをかけたが「女として見れない」と言われ疎遠に。
お互いフリーの時にお断りされている。
そしてその後、疎遠になっている。
ということは果たして友達?だったのだろうか、と思ってしまう。
年に1,2回を数年。これまで何回会ったのか。単純に計算しよう。
20年×365日=7300日。
年に2回×20年=40回。
途中疎遠になったとのことなので、実際はもっと少ないのかもしれない。
7300日のうち40日しか会っていない。
再会後に急激に会う頻度が高まったこともない。これが二人の関係だ。
悪いことは言わない。
この彼はご相談者を未来を共に過ごす約束をする相手として見てはいないのだろうと思う。
数少ない彼女のエピソードからも彼への愛情と、彼がその愛情を受け止めようとしている関係性がにじみでている。それほど「親の味をがんばって覚えてくれようとしてる」というのは家族のつながりを意識した愛情あるパワーワードだと思うのだ。
ケビ子は料理が好きだし、夫を愛しているが、夫の親の味を覚えようとは全く思っていない。濃いめの味が好きなんだな、程度にしか思っていない。「あなたの親の味を覚えたいわ」と夫に好かれたいからと嘯くこともできない。期待されても困るからだ。
彼から出てしまった「価値観が合わないのか踏み切れない自分」という発言は解釈次第では彼女との関係に不満があるのかも?と思えるエピソードだろうが、これはご相談者の解釈として話半分で聞いておこう。
今現在、彼は彼女と結婚を考えながら交際している事実を受け止める。
そしてご相談者は違う人との出会いを視野に入れて前に進んでほしい。
20年という月日が「縁」を感じさせるのかもしれないのだが、本当に縁があったらとっくにどうにかなっている、それが20年なのだ。
それとももう20年、彼と縁があるかもしれないと待てるかい?
43歳。立派な大人となってしまった。
もし結婚を望むのであれば一日一日がとても貴重だ。
たらればの妄想で一喜一憂するのではなく、現実を見つめて自分の人生を見直してみるタイミングが来たと思おう。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)