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vol.77 「料理は女がするものだと決めつけられて滅入ってます」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。 第77回目「料理は女がするものだと決めつけられて滅入ってます」毎晩テイクアウトよーし!
ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、77回目です。
今日の質問です。

質問:36歳女性です。ケビ子さんの婚活記を何度も読んで実施した結果、パートナーと呼べる男性と出会えることができました。順調に交際をして、最近では結婚の話も出て自分としてはすごく嬉しく思いました。ですが、その直後に彼の一言で頭を殴られたような感覚になり思い切って相談してみようと思いいたりました。プロポーズはまだです。
彼の友人が入籍したということで、このコロナ禍で結婚式はやらないからせめてお祝いを持っていきたいと友人宅に伺うことになり、私も一緒に誘ってもらい付いてきました。友人夫妻の新居はとても素敵なマンションで、食事をごちそうになりました。テーブルコーディネートも料理もとても素晴らしくて結婚へのあこがれが募っていたところ、帰り道で彼が思いがけないことを言いました。
「あいつ、週に数回は分担で夕飯作んないとならないって愚痴ってた。奥さんが担当の日も買ってきたものとか冷凍食品が多くて萎えるって。ありえないよなあ。今日は奥さんが頑張っていたみたいだけどさ。君は料理も得意だから俺はラッキーだよ」心臓がきゅーーーーとなってうまく返事ができませんでした。
家事は分担しようと言っていたし、私の仕事も応援すると言っていたのに、料理は全部私がするという前提に心底驚いて、動悸が止まらなくなりました。確かに料理は好きですが、私が作るものだと決めつけられているという前提はいやなんです。
私はわがままなんでしょうか。その時にうまく意見を言えず、頭も整理できず、困っています。



交際相手の友人との会話で、彼の家事分担に対する本心を知ってしまい心臓がきゅーーっとなってしまい困っているというご相談です。


ふむ。この手の男性の無邪気な発言は確かにダメージレベルが大きい。
結婚を前提とした交際での関所の一つが家事分担だろう。


彼の発言「家事は分担しよう、私の仕事も応援する」
ご相談者の解釈「仕事は今まで通りだから家事は完全分担(のはず)」


単なるコミュニケーション不足だろうと思われる。
「こちらはこう理解していたのに」
「いやいや俺はそういう意味では言ってない」
「だってこう言ったらそういう意味でしょ」
「それはそっちの勝手な解釈でしょ」


まずはお互いの発言と解釈を整理して、その次に問題の切り分けをしてみたらどうだろうか。
何が問題で、だれの問題かなど原因を特定して解決への糸口を探る。
例をおおまかに作ってみた。


【問題】家事の分担がうまくいかない。
以下は切り分けた問題と解決方法のざっくり案。
・家事そのものの項目が整理されていない。→野々村友紀子さん著「夫が知らない家事リスト」参照し、家事項目の意識を合わせ、分担を決める。
・インスタント料理は嫌、部屋干しがどうしても苦手などこだわりがある。→妥協点をとことん話合う。なぜダメか、どこまでならOKか。
・残業や繁忙期に対応できない。→スケジュールの共有とスキルの水平展開。
・料理は女、設備修理は男などの前提条件がある。→前提の理由を明らかにする。できないなら練習するか、できる方が歩み寄るか。

加えて、このジェンダー別役割分担への期待は、家事に限らず、ここでこうならここでもこうだの矛盾をはらみやすい。料理は女なんて男女平等じゃない!でも重いものは持てないし、レディファーストは歓迎。という主張は論理的ではない。女ばっかり!という主張ではなくて、私たちはどうしようか、という話の仕方が良い。


ここまで読んで、なんてギスギスしているのだ!と思うかもしれないが、徹底した家事分担を望むのであればこれらの会話は避けないで向き合った方が良い。
男性が思う家事分担は女がイメージする量の半分にも満たないことがあるし、女性が思う家事分担は自分勝手な理論が展開されやすい。こんなの女として大事にされてない、とか。そういうことではなく、ただの分担だ。


一方で、こういう考え方もある。
「結婚は家事分担が目的ではない」


家事分担が結婚の目的とする人も中にはいるのだろうが、そうではない人がスタート地点では多い。
だからこそスタート地点で、二人に都合良くハッピーな生活を送るためも家事のシステム化をしてみたらどうだろうか。生活家電をフル活用するのも大賛成だ。
乾燥機、自動掃除機、自動調理鍋、外出先から操作できる家電、家事代行等、それらは投資だ。


「家事分担なんて嘘!私ばっかり大変!私ばっかり仕事もしてるのに料理してバカみたい!」
「文句ばっかり言って嫌なら俺くらい稼いでみろよ!」
「それを言っちゃあおしまいよ。」
お互い認められたい気持ちがこうした心無い発言を誘発するのだから、「結婚は家事分担が目的ではない」と心に留めながら、「二人の生活を楽しくするために家事のシステム化」をぜひ二人で話てみてほしい。
言わなくても分かるでしょ、は一番だめだぞ。


vol.77 「料理は女がするものだと決めつけられて滅入ってます」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】_1_1
本日の結論:よそと比べず、彼の今の発言を絶対とせず、自分たちなりの方法を見つけてみようぜ!それでもだめならまた一緒に考えてみよう。


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カモチ ケビ子
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。
Instagram(@kbandkbandkb)

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