お悩み相談、81回目です。
今日の質問です。
パーティ、アプリ、紹介など自分なりに積極的に行動するようにして、ついに交際相手が出来ました。何人かと会って、一番しっくりくる男性と交際することになったのですが、彼との出会いはアプリのため、悩んでいます。一応結婚を前提とした付き合いということで、近い将来の話として新しい生活の話をしながら楽しく交際をしています。親友にはアプリで出会ったことを言っていますし、祝福してくれてるのですが両親に言えないでいます。私の両親は職場恋愛で結婚しており、過去に「アプリやパーティで出会うなんて恥ずかしい」と言っていたので、言えないでいます。親の時代と今では状況が違うのだと説得しようかなと思うのですが、自分でも後ろめたい気持ちがあるからか、素直に言えなくて困っています。
ケビ子さんならどうしますか?伝え方にコツなどあれば教えていただきたいです。
追伸:ケビ子さんのお悩み相談、更新がとても楽しみです。過去の婚活記、婚活ファッションも爆笑しながらメモを取りました。個人的にはケビ子さんの結婚後の生活を連載して欲しいです。
鶏口となるも牛後となるなかれとバカにされてきた丑年の俺たち。え?されてない?
さて、36歳、アプリで出会った結婚前提の彼ができたが、親はアプリへの偏見があるようで言い出せないというご相談です。
ご両親は江戸時代の生まれでしょうか。電気をエレキテルと呼んでる世代でしょうか。
現代生活を送る上で、何等かのアプリを全く使わない自家発電系のご家庭だとしたら申し訳ないのだが、そうでない多数派の場合、例えばツイッターはやるけど婚活アプリはちょっと、というのは完全な思い込みだろう。
仮に父親がツイッターをやっているとして、見てみると「ランチなう」とか「トイレなう」とか言ってないだろうね?
余談だが、ケビ子の祖母の名前は「イマ」つまり「なう」である。
閑話休題。
アラフォー世代はぎりぎり、所謂「自然な出会い」の呪縛がある。
親世代となればその呪縛がもう少しきつい。
なぜなら親世代の所謂結婚適齢期には婚活という言葉もなければ出会うためのアプリもなかったのだから。
知らないからこそネガティブな情報が入ってきやすい。
ニュースや情報番組で「婚活アプリで出会った男に暴行された」だとか「婚活アプリで出会ったが既婚者だった」だとか「一回やったら連絡が取れなくなった」そういうニュースが耳に入る。
残念なことに「婚活アプリで運命の出会いを果たした二人は毎日ラブラブで幸せに暮らましたとさ。めでたしめでたし」といったことはニュースにならない。
したがって、知らないからこそ婚活アプリに偏見を持ってしまう。
ましてご両親は職場恋愛の末に結婚をしている。仕事していたら相手ができちゃった時代があったのだ。
上司の家に遊びに行ったり、週末に遊びに行ったり、社員旅行があったり。
今はどうだ。ちょっと髪形を褒めようものなら「はい、セクハラ入りました~」と一蹴されてしまい、「飲み会の出席は強制ですか?だとしたら残業ですよね?」と新入社員から責められる。
職場で打ち解けるにはなかなかな上に男女交際となるとハードルが自ずと上がる。
親と状況が著しく異なるので、親の理解がなくて困る!と嘆くのも違う。
前置きが長くて恐縮だが、言い方を考えよう。
何を言うかよりも、何を言わないかに知性が宿ると思っている。
思い出そうではないか。
彼氏と雲行きが怪しい時に参加したコンパで「彼氏いるの?」と聞かれた時、あなたはこう答えたはずだ。「(今ここには)いないよ~」と。
これを応用する。
「どこで出会ったのか」「なれそめは」こう聞かれたとき。
「(超効率的なマッチングアプリの)紹介だよ」で押し通せばよい。
「誰の紹介?」と更に聞かれたら「(多分アプリの社長は年上だから)先輩かな~」で逃げ切る。
つらつらと書いてきたが、そもそも「どうやって出会ったのか?」と聞かれることはそれほどないように思うが。
個人的にはどうやって出会ったかよりも初キッスはどういう流れで、が気になる。
アプリだろうとパーティだろうと立派な出会いに間違いない。
彼との出会いに感謝する意味でも堂々と「我はアプリで出会ったんじゃ。お宝ざくざくであったぞ」と素直に言える自分も素敵だと思うぞ。
その幸せな姿を見て後に続く婚活女性の背中を押すのだから。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)