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vol.82 「『ランチ代払う』と申し出たら『助かります』と言われた」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。 第82回目「『ランチ代払う』と申し出たら『助かります』と言われた」ランチいくらだったの?
ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、82回目です。
今日の質問です。

婚活中、37歳です。派遣社員で一人暮らし、生活するのに精一杯で貯金もほとんどできておらず、結婚相談所などお金がかかる婚活はできないでいます。
先日、マッチングアプリで意気投合した40歳の男性と会いました。
お互いの中間地点で落ち合い、ドライブに行こうということになりました。
わたしは中間地点まで電車で移動して合流してから彼の車でドライブをしました。
一応車を出してもらったので、ランチ代を払った方が良いのかなと思い、そう伝えたところ「助かります!」と言われました。
申し出たのは私だし、車を出すということはガソリンや高速代もかかるので納得してはいるのですが、一度もいいですよ、というやりとりもなくあっさりと助かると言われてお店の外に出てしまった彼に正直がっかりしてしまいました。
やはりどこかで男性に面倒をみてもらいたい、ランチくらい初回だしおごってくれてもいいのにと本音では思ってしまいます。
この彼はなしかなあと思う反面、こんなことをしていたらいつまでも結婚できないと思って悩んでいます。話は合って、楽しい人でした。


37歳、派遣社員、一人暮らし。マッチングアプリで出会った男性とドライブデート。
車を出してもらったからとランチの支払いを申し出たらあっさりと助かると言われてがっかりした、というお悩みです。


だんだんと春めいて来たもんで、ドライブデートが楽しい季節の到来だ。
春と言ったら桜、桜と言ったらピンク、ピンクと言ったら日活ロマンポルノ、とマジカルバナナをしてみると頭の中の春がどうにも違う方向に行ってしまうケビ子である。


さて、車を出してくれたからランチは私がと言ったら「いやいや、そんな。初回くらいはかっこつけさせてください」だとか「ランチくらいおごらせてください」だとか、そうしたやりとりがあるものだと思っていたのにあっさりと「助かります!」と言われてがっかりしたご相談者。


マッチングアプリでの出会いとのことだが、年収を記載する欄がおそらくあったことだろう。
お互いの情報を開示してなんとなく良さそうだと思ってデートとなったのだが、残念ながらそのアプリには年収は記載する欄があっても金銭感覚や借金、デートの勘定の考え方に関する欄がなかったのだろう。


年収が高くても質素な暮らしを好む人がいる一方で年収が低くても派手な暮らしを好む人もいる。
マッチングアプリのプロフィールでは見えてこないこの暮らしぶりを見極めるのがデートであると思ってみてほしい。


派遣社員で生活するのが精一杯だというご相談者は、金銭的に工夫しながら生活をしているのだろうと想像する。そうした日々の暮らしがあって、自身の生活の展望や結婚観ができているのだろうから支払いでがっかりすることは当然だろう。
現在の生活の優先順位がそのまま交際相手への加点ポイントになる傾向があると言いたい。


自分の現在地、というのをまずはしっかりと把握して欲しいのだ。
例:今私は生活するのに金銭的に余裕がないからお金に関することに敏感になっている。知り合う人のお金の使い方で良し悪しをジャッジする傾向があるように感じている。

または

今私は仕事が忙しすぎて体が疲れ切っている。交際相手から頻繁に連絡が来ても面倒くさいと思う傾向があるように感じている。


こういうこと。
現在地を把握すると、話が合って楽しいと思える人を「支払い=彼」とジャッジすることはひとまず回避できるだろう。
まして、支払いはご自身が申し出たことだ。


話が合って楽しい人であった。そう思う相手であるならば、もう何度かは会ってみない?
そして「察してちゃん」は卒業して、さわやかに自分の言動にコミットしてみよう。
相手の反応を都合よく想像して、想像と違う反応が返ってきたら一人でがっかりするのはもう卒業。
ごちそうしてもらいたいと思ったら素直にそう言おう。


「食事をおごってくれないなんて、女性として大切にされてない」だとか「女性はお化粧品とかでお金がかかるから食事くらいおごってほしい」などという言い分は古今東西で言い尽くされている。
言い尽くされているからこそ、誰かの価値観が自分に染みている場合もある。もしご自身も本心でこのように思うのであればそれを伝えて「なんなら毎回おごってほしい」と言わないと伝わらない。


相手の男性は40歳。器用に女心を理解して、気が利くタイプであったらすでに結婚している可能性が高い。
アラフォーの婚活は相手への思いやりを今まで以上に持ち、察してはせず、しっかりと意見を言うことが大事じゃよ。察してが喜ばれるのは給料日前のデートで「今日は日高屋気分かな♬」という申し出くらいだと思っていこう。


おごる、おごらないで悩むのは交際期間くらいなもんで、結婚してみるとほぼ議論にならない。アラフォー婚活なら交際期間をできるだけ短くしたい気持ちもあるだろうから、そういう情報も踏まえて支払いうんぬんよりはその他の彼の人間性をしっかりと見抜く機会としてほしい。

vol.82 「『ランチ代払う』と申し出たら『助かります』と言われた」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】_1_1
本日の結論:察しては卒業。相手への思いやりと労り合いがアラフォー婚活の肝じゃよ。

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カモチ ケビ子
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。
Instagram(@kbandkbandkb)

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