お悩み相談、99回目です。
今日の質問です。
お相手の金銭感覚について、うまく推し量る事が出来るような質問や会話の持っていき方があれば、是非知りたいです。私は人様のお話を聞くのが好きで、興味を持った内容や知りたいなと思った事は、「素直にお聞きしてみよう〜」ってスタンスで聞いたりお話したりしてきました。ですが、お金の話、そして金銭感覚については、どの角度からボールを投げたら良いのかな〜?と迷っておりました。
私は(お金の話だけでなく)お互い公平な間柄、立場でいる事ができる方と結婚したいなと思って婚活をしています。「ピッタリ同じ」は無くても、金銭感覚をはじめとした“感覚“は、出来るだけ自分と同じようなものを持った方がいいなぁ〜と思っています。それがいわゆる「フィーリングが合う人」ってとこなのかなとも思いますが、何せ、年齢的にも急いでおりまして。焦ってはダメだけど、のんびりフィーリングを感じるタイミングを待っている時間もなく、こちらから知る事ができる会話の糸口を考えておりました。
男女問わず婚活している人って、どんな会話をすれば盛り上がるのか?更には、どんな質問や会話をすれば、相手の素の部分や考え方、性分を知る事ができるのかな〜って考えています。
もはや、時間的に余裕のない私にアドバイスをお願いします!
ご相談内容を拝見し、自己分析をしっかりと行い相手を気遣いながら関係性を作っていける方なのではないかと拝察した。
婚活と言えばまず「相手の収入はいくら以上で価値観が合う人が絶対希望でーす」と会う前から人様に条件を付けてみるのだが、はて、価値観ってどうやって確認するんだろうか。
婚活において「あの男はいったいいくら稼いでいるのか!」と鼻息荒く血眼でプロフィールを読むのも結構だが、「相手の収入=自分が自由に使えるお金ではない」ので、まずは冷静になってみよう。
収入ももちろん大事だが、結婚を視野にいれた場合、今回のご相談のように「お金をどのように使う人か」「その他の価値基準は自分と似たようなものか否か」が重要となってくる。
ここで基本に立ち返る。ケビ子はアラフォー婚活の前提として、自分の面倒は基本的に自分で見るものであり、相手の収入を当てにするのは勧めない。思い通りにならなかったときのギャップに大きく悩むからだ。
さて、金銭感覚、その他フィーリング、感覚といったいわゆる価値観を探るための会話をケビ子の乏しい経験からで恐縮だが整理してみよう。アプリ、結婚相談所等いわゆる婚活場での出会いと想定し、おおよそのプロフィールは知っている前提で考えてみる。
アラフォー婚活はスピード感を持って臨みたいことから、自身が知りたいことを整理して、自分なりのストーリーを練り、会話の流れをイメージしておくのが効率的だろう。子どもが遊ぶ景色が見えたら、家族の話題が出たら等自分なりにトリガーを決めて会話を引っ張り出すというテクニックも有効だ。
当然、共に生活してみると「あれ!こんなことって!」だとか「想定外でした」といったことは起こるだろうが、未来を今から心配しても仕方がないので現時点で出来うる最大限の努力をしてみよう。
価値観を知ろうとする会話において、以下心構えがとても重要だ。
・自然な会話の中でタイミングを見極め、面談や面接のような質問にならないようにすること。
・いかなる回答でも否定や自分の意見を押し付けないこと。
ではいってみよう。
ざっくりとパートナーシップにおける価値観を知りたい場合
「これまでの方とはどういうところが合わなかったんですか?」
「見た目が派手で」「家族と不仲なのが気になって」「専業主婦希望だったから」等彼の優先順位がわかる。
家庭生活における価値観を知りたい場合
「どういう子ども時代だったんですか」と、子ども時代どのように育ったのかを聞いてみよう。
「鍵っ子で両親が共働きでさみしかった」例えばこういう回答であれば、自分が結婚したら妻には家にいてほしい、または母と同様に働いてほしいなど続けて聞くことができる。その流れで「母が遅くまで働いていてあんまり料理をしてくれなかった」となれば家庭料理に飢えているかもしれない一方で買ってきたお惣菜に抵抗がないかもしれない。共稼ぎともなればこういう価値観を持つ相手は貴重だ。
「結婚したら家事は一切合切半々でお願いします」と紋切型で言うのではなく彼の価値観を知ってから擦り合わせをする糸口となる。
お金に関する価値観をある程度知ることができる質問
持ち物、時計、靴、スーツ等を褒めて「センスが良いですね。時計は何かの記念で買ったんですか?良いものを長く使うのって憧れます」また「連休はどうやって過ごすのが好きですか」例えばこんな感じで聞いてみる。
「洋服はほぼユニクロとかアウトレットなんですけど、時計は一生ものかなと思って買っちゃいました」
「限定に弱くて、つい買っちゃうんですよね」
「連休はとにかく釣りが楽しいです」「夏休みは必ず夜行列車で旅をしています」「コロナ前からステイホーム」
等自分の感覚と近いのか、譲れる感覚なのかを見極めよう。
子ども時代の話を聞くのはとても重要で大きな質問だと思っている。
子ども時代にどういう育ち方をしたか、は大人になっても引きずっていることが多い。
ケビ子の例で恐縮だが、夕飯は家族揃って食べる家庭で育ち今もそう思っている。結婚当時は激務により一緒に夕飯がままならず家庭優先のため仕事を変えた。また両親は一緒の寝室で一緒の布団に寝ていたため、夫婦とはそういうものだと今でも思っている。
このように「そういう環境で育っているからそういうものだと思っている」ことが結構ある。
短い交際期間で結婚を決めたいと思った時に、少しでもスピードアップができるよう会話も準備して臨もうぜ!そうした意味でもある程度似た環境で育った、または今現在似た環境にいる人だとわかれば自然と打ち解けるだろう。お互いの共通のプラットフォームがあるかを探すことができれば良いかなと思う。
加えて、笑いのツボや楽しい価値観よりも恥や怒りの負の価値観が合う人が生活していて違和感が少ないと実感しているところだ。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)