7月末以来のお悩み相談であります。
お悩み相談、101回目です。
今日の質問です。
いわゆる肉食女で過去には結婚するタイミングもあったりしましたがうまくいかず今まで独身です。
婚活サイトでお付き合いし、この人大好き!と言う人にも巡り合いましたが、ふられてしまいました(彼はモテる感じの人で色々詮索して嫌気がさしてしまったのかもしれません)。
今も正直吹っ切れてませんが、婚活を再始動しました。
その中でも1人、1年ほど会っている方がいます(向こうは付き合ってると思ってるかも?)。旅や料理の好みは合う方ですが、全く面白くありません。私は関西人で面白い人が好きですが、彼は奥手の真面目君。一緒にいて大笑いした事はほぼないです。ただ政治経済の話やお金の事には詳しいので一緒にいて勉強にはなります。変な癖が多く食事の時はクチャクチャうるさいので指摘し、なおしてくれようとはしてくれ言いたいことも言え、向こうもそれがありがたいと言ってくれます。楽ですが、男としての魅力は全く感じられず温泉旅行の提案もサラッと話を変えてしまいました。男女の仲を考えられません。
この歳まで結婚出来ていないし、1人の人生もいいかなと思ったりもしますが、収入が営業職にしては極めて低く、将来親の介護でお金がかかる可能性も高く、やはり1人で生きていくには相当な覚悟も必要かと思い結局結婚した方がいいと思いました。家庭を持つことへの憧れもあります。
婚活サイト以外でいい人がいても結婚してる方が多く、また出会いも少なく難しい状況です。昔はお見合いで好きでもない人と結婚して幸せになっている人もいるし、好きで結婚しても離婚する人もいるから好きでもない人と結婚もありなのかなとも思ったり。
心を無にして男女の仲になる事も可能かとは思うし、一歩踏み出したら新しい彼が見えてくるかもしれませんがやはり好きな人と結婚したいというのが本音です。
絶対ではありませんが子どもが出来たらいいなとも思います。
好きな人が現れるまで待つか、一歩踏み出すか…ケビ子さんはどう考えられますか⁇
肉食を自称する女性はやはりパートナーシップ構築の優先順位に「男女の仲」「体の相性」「めくるめくナイトライフ」「女としての私」こういうワードが上がってくる。
ケビ子自身は肉食でも草食でもなく雑食だが、肉食女性のナイトライフというのはいったいどういうものなのか事例が欲しい。
いやいや、ケビ子さん、ナイトライフなんて言っちゃってナイトに限らずデイタイムも肉食ですから、ナイトアンドデイライフですよ、という指摘は不要である。
ご相談文を整理してみよう。
・38歳から婚活を始めたがうまくいっていない。
・モテる感じの男性に惹かれたがふられた。
・ここ1年ほど会っている男性とは旅や料理の趣味は合うものの全く面白くない。一方で政治経済は勉強になる。男女の仲は考えられない。
・現状、自身の収入が低く将来を思うと一人より結婚した方が良い。
・家庭へのあこがれ、子どももできたらいいな。
ということで、現在定期的に会っている男性との結婚を考えるにあたって、全くタイプではないが将来の不安を考えたら一歩進んでもよいか。はたまた好きな人を待つのもありか。
要するにA面「金、安心」とB面「肉欲不満、面白くない」の綱引きなわけです。
結婚は義務ではないので、必ずしないとならないものではない。
そして結婚の目的は人によって異なる。
生活のために結婚する人もいれば、苦労は承知で好きな人に添い遂げる人もいる。
それなりに裕福で楽しくてルックスも家柄も良くてセックスの相性もすごいんだぜ!という相手を見つけるのは、ちょっとしたコンパに小泉孝太郎が来るくらい低い確率だと思った方が良いだろう。
ご相談者が結婚をしたい理由は何か。
肉食で好きな人とラブラブライフを送る、というのが目的であれば現在の彼はスタート地点にも立っていない。
一方で親をひっくるめた将来の不安に備えたい、安心して生活をしたいというのであれば彼は悪い相手ではない。
理性的にスタートした相手選びが交際が進むにしたがって感情的になっていくという典型なのだろう。
条件で選び始めるのだが、知り合うにしたがって普通に男女モードにスイッチが入り、条件で選んだことを忘れて「全然セクシーじゃないんだけど?」「エスコートとかできないわけ?」とプロフィールには書かれていない欠点ばかり目に入ってきてはチャチャを入れてしまう。
「価値観が合う」という言葉が力を付けすぎてちょっとした違和感で「合わない」と別れるカップルはたくさんいる。問題は異なる価値観を認められるか、違いを埋めあえる努力をしたいと思える相手か、が重要だ。
アラフォー以上の婚活で大事にしたいのは「楽しい・笑えるなどのポジティブな価値観」よりも、「恥ずかしい・苦手だなどのネガティブな価値観」が合うこと。生理的に無理、というのは当然問題外である。
結婚したら四六時中一緒にいるわけではないので、試しに共同生活のシミュレーションを脳内でしてみる。朝起きてから夜寝るまでの流れの中で、自分らしく、そして二人らしく生活できそうかどうか考えてみてほしい。
重要なことは、自分はどういう人生を送りたいのか、そこに必要なパートナーはどういう人かをしっかりイメージすることと、自分の決断を信じることだ。
ケビ子ならどうするかを考えてみたが、今の相手と交際を続けながらより良い収入を得る方法を模索する。他の男性との出会いも同時にしゃにむに頑張る。
男に収入面に関して楽にしてもらおうとはケビ子自身はそれほど期待していないので、副業なども視野にいれてテコ入れを考えたい。
結婚の目的を精査することと、自分で動けるところはしっかりと動いてみようぜ!
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)
▼新連載スタート!【ケビ子の乳がん・ニューライフ】
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「病める時も健やかなるときも」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.1】
まさか私が?やはり私も?生涯罹患率が10人に1人と言われる乳がん。検診だってしてたのにどうして! 第1回目 「病める時も健やかなる時も」意外な場所でしこりを発見。