お悩み相談、103回目です。
今日の質問です。
相手の方の好意はなくはないだろうという感じですがはっきりとはなく、結婚の話も出ず、このまま時間が過ぎていくのではないかと迷いが出てきてしまいました。
条件が合うから情熱的でなくても結婚の話が出ればその気になるのに、何もありません。
贅沢を言っているのはわかっているのですが、新しい出会いを最近考え始めてもいます。
今の私に何か出来ることがあればと思い相談しました。
嫌ならやめなさい。以上!
という案件なのだが、どうだろうか。
ご相談者が後ろ髪を引かれる理由は明確に相手の男性の条件が良いから、というところだろう。
実際問題、年収も趣味も希望通りの方と40代でマッチングするのはなかなかのラッキーだ。
せっかくのご縁だからとキープしておきたい気持ちも良くわかる。
状況を整理しよう。
・40歳会社員、結婚相談所で出会った42歳の男性と交際中。
・年収も趣味も希望通りだが、トキメキはなし、結婚の話もなし。
・他の出会いも考え始めている。
幸い、出会いが結婚相談所と言うことで男性の結婚願望は明確であること、条件もご相談者にとっては希望通りなことでいわゆる「婚活」であることを考慮するならば上々の出来だ。
婚活をしているのに、いつの間にか自然な出会いの恋愛にすり替えて考えてしまいがちなのだが、冷静になろう。
今の状況は恋愛ではないのだ。
結婚に結び付く出会いが欲しくて相談所の門をたたいた。
そして出会いが提供された。
条件から選んだ相手がたまたま自分のことも良しとしてくれた。
好きだからじゃない。
相手にとってご相談者も条件が合ったのだ。
まずはそこがスタート。
そこからトキメキが必要なのか、条件が良いから結婚したいのか、婚活と恋愛を混同せず、人としてパートナーとして信頼できる人なのかを見極め結婚を決める、と言う流れでよかろう。人として信頼できる、が結果としてトキメキを生む可能性は非常に高い。
しかしながら、最初からトキメキが必要ということであれば、そもそもの出会い方が違うと思うのだ。
40歳ともなると、そもそも男性を好きになるってどういう状況だっけ?と我に返ることも多数ある。仕事の責任が増し、親の心配や自分の健康など優先事項が増えて、恋愛至上主義だった20代の頃とは状況が変わっている。
顔が良いから好き!ということもなく、仕事が出来るから好き!ということもない。相手の美点を見つけては「裏がある。こんなうまい話があるわけない」と妙な勘繰りが働くのが40代だ。
実際に、顔が好みな上に仕事のピンチを救ってくれて家事も積極的で誰からも好かれる実在の独身男性が周囲にいるのか。
まずいない。
そんなことは知っている。
だから婚活をしている。
好きな人じゃないからせめて条件にこだわって、といった気持ちがあって結婚相談所に入ったのだろう。
今一度、ご自身の結婚の目的を精査してみてほしい。
好きな人と仲良く楽しく人生を歩みたい、というのが目的なのか、金銭的に不安がない生活を送りたい、というのが目的であれば今の相手は悪い相手ではないはずだ。
婚活を無駄に長引かせないためにも自分はなぜ婚活をしているのか、なぜ結婚相談所で出会いを求めたのかを再点検してみてほしい。
そうすることで、今の状況が正しいのかそうでないのかは判断が出来るだろう。
一方で、「今の私に何か出来ることがあれば」について。
幸い、結婚相談所での出会いなので仲人をフル活用することを強くおすすめする。
交際成立となったが結婚の話が出ないと率直に相談してみたら男性側の気持ちも聞けるかもしれない。高い料金分、しっかりと制度を活用してみてほしい。
そもそも論だが、交際が成立したからといって情熱的に愛を伝え、結婚の段取りをスムーズにできるような男性だったら結婚相談所に入らずに日常の社会生活で相手が見つかっている可能性が高い。
良い人だけど、極端に女性とのコミュニケーションの経験がないなど情状酌量があるのだと広い気持ちで彼を見守る器量を身に着けていこうではないか。
それこそがアラフォー女性のやさしさ、包容力だと思うのだ。
それでもトキメキを!というのであれば、吊り橋効果を狙って吊り橋デートを提案してみよう!
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)
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