お悩み相談、104回目です。
今日の質問です。
私は、実家暮らしでいままで男性とお付き合いしたことがありません。おしゃれも美容も好きだし、ヨガをしたり毎日健やかに過ごせるようにしていますが、男性に対して、多分消極的だったのと、コミュニケーション不足なため、うまくいかなかったです。
女子校育ち、姉妹の長女なためか、相手にしてくれなそう、と言われたこともあります。そういうつもりはないんですけど…。
前置きが長くなってしまいましたが、現在職場に気になる男性がいます。9歳年下の人です。忙しい部署ですが、明るくて元気なところと、毎日一生懸命働く姿に惹かれました。ちなみに、彼は職員、私は職員をサポートする立場の職種なので、先輩後輩などの上下関係はありません。
仕事で直接的に関わることがないため、なかなか話せる機会がないのですが、どうにかして仲良くなりたいです。今は、毎日、なにかきっかけがないかなぁと、遠くから見ているだけで金曜日が来るたびに、今週もなにもできなかったな、と落ち込みます。この前のバレンタインも、お酒が好きなようなので、ビールに合うナッツを渡そうかと思いましたが、まだそこまでの関係でもないかな、と思い、職場だから誰かに見られるのも渡しづらいな、と勇気が出ず、結局渡せませんでした。
話す機会が少ないですが、少しは意識してくれてるのかな?とたまに思うこともあります。けれども、確信があるわけでもなく、仲良くなりたい、好きな気持ちが膨らんできて最近苦しいです。職場だから、まずは仕事が基本なのはわかっているのだけど、彼が気になって追ってしまいます。あまり見すぎるとストーカーみたいで怖がれるなと思い気をつけていますが。
付き合ったことがないため、進展させるイメージが湧かないから進めないのかもしれません。
ウダウダ考えてる自分が嫌いです。前に進みたい思いで相談しました。
実家に暮らし、姉妹の長女で女子高育ち。毎日健やか生活。
やはりあれですか、自宅でのティータイムはマリアージュフレールのお茶葉がガラスのポットの中で開いていくのをぼーっと見るのが好きです。とかいうタイプだろうか。
と、相談文を読んだだけでもこうした嫉妬からの意地悪を言ってしまうほどにご相談者の香り高い生活ぶりが行間にあふれている。
はて、ご相談者と同じ42歳当時の婚活を思い出し、飲み会で男に瓶ビールのお酌を催促されて喧嘩して帰って来たケビ子とはえらい差である。
42歳で男性との交際経験がないという絶滅危惧種、もとい乙女の笑顔を心から応援したく状況を整理してみよう。
・42歳独身、実家暮らし女子高育ち、姉妹の長女、交際経験なし。
・気になる相手は職場の9歳下の男性。彼は職員、ご相談者は職員をサポートする職種。
・話す機会は少ないながらも相手から意識してくれているのかなとたまに思うこともある。
・交際に進展させるイメージがわかない。
42歳まで交際経験がなく、実家に暮らしているという状況を踏まえると男女交際に関してアイドルにときめくような、王子様が迎えにくるような感覚を持っているのではないかと一つ危惧するわけです。
この先長く笑顔でいるためにもケビ子は敢えて厳しく回答します。
現実は42歳。実家暮らしをしているとなんとなく一日が過ぎ、一年が過ぎ、今年こそはと思いつつ、時間がのんびりと過ぎていく。
生活に不便があるわけでもなく、話し相手もいる。おしゃれや美容を楽しむ余裕もある。
要するに心の底から結婚をしたい、せねばならぬという渇望がわきにくい。結婚しないと生活できないという人とはモチベーションがまったく異なるというわけです。
さて、職場の9歳年下の男性との進展について。
進展するかしないかは好意を自覚している方が何等かのアクションを取らない限りは現状維持だ。他の人と接するよりも彼と話をしているときは瞬き多めでアピールしてます、ということを言われても通じていないか、目にゴミが入っているのかと思われるように「はっきりとした意思表示」が必要だろう。
職場での出会い、交際を考える際に心に留めておきたいことがある。
ケビ子が社会人となった約25年前は30代40代の女性社員があまりいなかった。数少ない30代以上の女性社員の中に、ロールモデルとなりうる先輩ははっきりいって皆無であった。
「え!皆無!ケビ子さんそれはいくらなんでも言い過ぎでは!皆無ってゼロってことですよ?」
いつもは言い方に苦心するケビ子だが、わが環境において、新入社員当時、ロールモデルとなるような女性は皆無であった!カイムであった!KAIMUであった!ゴールデンカイムであった!
後輩の面倒を見るでもない、知ったようなことを言う、上司には愛想がよい、人の手柄を横取りする、加えて見た目がもう清潔感がなくて「ああはなりたくない」の方々であった。要するに一緒に働くうえで、彼女たちに対して全く信頼がなかった。ミーティングでは裏切られ、お土産を買ってきても受け取ってももらえず、仕事の相談をしても明確な答えをもらえず、でも飲み会では上司に積極的にお酌して。(またお酌!)
この教訓から、特に職場において仕事やそれ以上の関係を模索するのであれば大前提は「信頼できる人か」だと心の底から実感した。先輩だろうと後輩だろうと態度が変わらずに接してくれる信頼できる人。
職場では特にこれが一番大事だと思っている。職場での出会いも期待するのであれば、オフィスのモテコーデやモテしぐさを勉強する前にまずは人として誠実であり、信用できる人であること。
交際までのイメージは以下の通り。
見たことがある→最近よく見かける→仕事の話をする→仕事のついでに仕事外の話をする→好印象を持つ→お誘い
仕事に関して信頼関係の土台があり、かつ雑談ができるタイミングがあれば、アタックチャンス到来である。様子をうかがいながらさらっと渡せる包装してない気楽なお菓子を用意しておくのも良い。話のきっかけに職場で小さなお菓子を渡すということは普通にあり、彼以外の人にはさらっとできることだろうからあまり気負いせず気楽に渡したら良い。思いが募るとその分意識過剰になって行動がしにくくなるので、さらっとね。
ご相談者が言う「まだそこまでの関係ではないか」逆にそこまでの関係とはどういう関係なのかを知りたいものだ。
42歳。年齢が気になるからこそスピードを意識すること。そして年齢は変えられないのでリン・チーリンのポスターを部屋に貼り美容強化に取り組もう。仮に彼とはご縁がなくても美容は裏切らないからね。
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)
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