お悩み相談、137回目です。
今日の質問です。
婚活歴:4カ月 結婚相談所に登録、アプリ登録
結婚相手に求める条件・理想:見た目がさわやか。生理的に無理だと性格がよくてもダメなことを経験済み。自分と同じ程度の収入があり、結婚歴、子供がいてもよい。なんでも話し、土日はドライブや買い物を一緒にしたい。
年齢的にマリソル世代より上ですが、ケビ子さんのお悩み相談にネット検索でたどりつき、全部読んで共感しています。10年前にパーティで知り合った2つ上の男性と付き合い、転勤で遠距離になりましたが、彼が仕事をやめてこちらの家で同棲を始めました。彼は仕事を本気で探さず、派遣やアルバイトをして自分のためのお金は稼いでいましたが基本はヒモ状態で、そういう人と籍を入れることはできず、でも好きで一緒に暮らしていました。結婚して相手の面倒を見ることができるほどこちらも稼ぎがなかったからです。昨年から、相手の父が病気だと言って年に何度も実家(関西)に帰っていましたが、秋ごろ「父がもう長くないから実家に帰って母のそばについていたい」と言い出し、別れを切り出されました。そういう事情ならと引きとめるすべがなく、でも別れは承諾しませんでした。ある日仕事中に、お礼の長々とした文章とともにいなくなりました。納得はいきませんでしたが、親思いの優しいところもある、復縁もあるかもと思っていました。3カ月たった先月、彼のLINEから、「年末に結婚して子供が生まれた」と妻だと名乗る人からメッセージがありました。複数の女性と関係を持っていた、しかも結婚しておきながら私と同棲を続けていたのか? と衝撃の連絡でした。それ以来、自分を少なくとも1年裏切り続け、親を巻きこんでまだ私と同棲していたのに別の人と結婚していた、平気でうそをついていたクズだともわかっていても、悔しくて気持ちの持っていきようがありません。仕事やペットと過ごし少しずつ立ち直っていると思いますが、ほかの男性で傷を癒したいと思って結婚相談所、アプリにも登録しましたが、残念ながら誰からも私とお話ししたいと思ってもらえないようです。
本来であれば、本連載はアラフォー婚活お悩み相談なので採用を見送りにする可能性が高いのですが、今回は本連載を読んでいる人にしっかりとこのご相談内容を心に焼きつけてほしい思いから採用させていただきます。
状況を整理します。アラフォー婚活民は刮目せよ。
現在52歳の地方公務員で婚活歴4カ月。
10年前42歳の時に44歳の男性と出会い遠距離恋愛後同棲開始。
男性は基本的にヒモ状態、ご家族の病気で関西に戻るため別れを切り出された。
3か月後彼のラインから妻と名乗る女性から子供が生まれたとメッセージ。
悔しくて気持ちの持っていきようがない。
ほかの男性で傷を癒したいと婚活を開始したが、だれからも私と話したいと思ってもらえない。
ご相談者のしょうさんは相手に求める条件として見た目のさわやかさと自分と同程度の収入をあげている。
そんな中でヒモ状態の男性と10年も交際をしていたのはなぜでしょうか。この男性との交際を終えて、やっぱり収入はないと困るわ~と条件を設定したのでしょうか。
しょうさんの10年をこのヒモ男に捧げてしまった。これが事実です。
安定した職に就いているからこその寛容さなのかもしれませんが、しょうさんも相手の男性も自分とパートナーに甘いばっかりの日々がこのような結末をもたらしたと言わざるを得ません。
若輩が生意気を申し上げますと「10年も何をやっていたんですか」です。
お相手のかたが定職に就かない状態で地元に帰るからと別れを切り出され、3カ月後に妻を名乗る女性から子供が生まれたと連絡がある。おそらく見た目がさわやかで女性の扱いに慣れているかたなんでしょう。
しかし、それだけです。この男性に執着する理由がケビ子にはまったく見当たりません。
長い雨季を終えて太陽がまぶしい季節がようやくやってきたのだと気持ちを新たにするしかないでしょう。
男性で負った傷は男性でしか癒せないとは思います。おいしいものを食べたり旅行して素敵な景色を見てもそれはひと時の癒しにはなるかもしれないが、それはそれ。
自分自身が希望するタイプの男性と出会い、大事にされてこそ立ち直れる。それほどまでに人からの愛情という承認はほかと比べようがない活力なのです。
気づきの遅さを嘆いても仕方がないので、やれることは全部やりましょう。
見た目を磨くことや婚活テクニックなどももちろん大事。しかしその前に自分が送りたい人生とはどのようなものか。なぜ自分は10年もこの状態を許してしまったのか。これからの生活に生かすためにもしっかりと自分を掘り下げてくださいね。
10年の傷が数カ月で癒されるとは思えないので、自信がない状態で婚活をしても本来の自分らしさがうまく出せないことも多いでしょう。弱みにつけこんでくる人もいますから今度こそ地に足をつけてしっかりと自分の人生を追求してください。婚活は男性も女性も条件から入ります。52歳というだけで選択肢から外れてしまうことがとても多いのが現実です。だからこそ勤務先や趣味、地元の友人知人の紹介も視野に入れて本気の本気をやってみませんか。しょうさんの人柄をよく知る人がご縁を繋いでくれることを祈っています。
悔しいかもしれませんが、その男性は執着するに値しないと思いますよ。有り体に申し上げるとKUSOです。私の時間を返して!と思うかもしれませんが、残念ながら両成敗です。恨み節を唱えても時間がもったいないですから、今後のために自分がどうしたいのか、なぜそれができなかったのかに時間を使ってください。
このご時世、パートナーはいてもいなくてもいいし結婚だってしてもしなくてもいい。しょうさんやケビ子が新卒で就職した時期とは考えられないほど選択肢が増えています。自由な環境だからこそ責任をもって納得できる選択をしてほしいと願う次第です。
仕事がしばらくは支えになると思いますから辞めないでくださいね。
カモチ ケビ子
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
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