2025年6月1日

vol.161 「人見知りの婚活。デート中ずっとスマホを見てしまった」【ケビ子のアラフォー婚活Q＆A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。第161回「人見知りの婚活。デート中ずっとスマホを見てしまった」そういう時代！

【目次】

むしろ職場の人には恋愛系の話を振ってみる
逆にプロフィールで個性を爆発させる
文才を生かした自己紹介文がキモ
写真は【盛る】より【自然体】

ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、第161回です。
今日のご相談です。

ケビ子さんこんにちは。私は38歳の事務職です。Excelと格闘中の独身女。名前は仮にミポポでどうでしょうか。

いきってますが人見知りです。人見知りのレベルとしては「初対面だと目が合っただけで心拍数マックス、心臓がトランポリン」のようになります。友達はお察しのとおり少ないですが、さすがにアラフォーになって「結婚したい！」と焦るようになりました。

職場はドラマ「架空OL日記」みたいな雰囲気で男性が登場しないんです。同僚に紹介を頼める雰囲気もなくて人見知りを自覚しながらマッチングアプリに手を出してしまいました。わかってはいたんですが、やはり私には未開の地でそのドアを開けるのに勇気が必要でした。男性に「いいね」するのも「いいね」されるのも指が言うことを聞いてくれないのです。

まずもってアプリのプロフィール作成がとても難しいです。ハードルが高いです。趣味の欄で「休日はNetflixを観て寝ること」と正直に書いてみると、これって誰でもそうじゃない？そうなると趣味とは？と考え始めてしまいメイズ直行です。写真も巷のアドバイスにのっとり盛れた写真をとがんばりましたが、どう控えめに見ても実物のほうがこれでもマシってできばえでした。自己評価はブス寄りのブスです。

一度だけマッチングしたかたと勇気を出して会ってみましたが、あまりの緊張にずっとスマホを見てしまいました。相手の顔は見られないし、何か言われてもうまくしゃべれない気がして言葉が出てきません。「あう……あう……」というのが精いっぱいで相手の方にオットセイの生まれ変わりだと思われたかもしれません。

文章を書くのは好きなので、SNSに川柳を書いてバズってそこに群がる男から選ぶのが一番自分には合っているような気がします。これは本音の本音ですし、ユーモアを愛するケビ子さんにしか相談できません。私は結婚がしたいんです。どうしたらいい出会いにめぐりあえますか。アドバイスをお願いします。みぽぽ

みぽぽさん（38）からファンキーな文章でお悩みをいただきました。

これは本当のお悩みなのか、ケビ子を試しているのか誰かに悩みを相談したいが誰に相談しようか、とメイズ*直行案件だ。　

*メイズ：迷路（=maze）のことだと理解した。

状況を整理します

●38歳、Excelと格闘する事務職。アラフォーになって結婚したいと焦るようになった。

●女性ばかりの職場で紹介を頼めず人見知りを自覚しているがアプリを開始。

●プロフィール作成、「いいね」をされるのも「いいね」するのも難しい。

●一度だけマッチングアプリで出会ったかたとデートをしたがずっとスマホを見てしまった。

●SNSに川柳を載せてバズるのが自分にとって最適な出会いの方法ではないか。

●いい出会いにめぐりあうにはどうしたらいいか。

みぽぽさん、よくがんばっていますね！ご自身の得意と不得意を理解して試行錯誤している様子がうかがえるぞ！

むしろ職場の人には恋愛系の話を振ってみる

「架空OL日記」を少し見てみました。バカリズム氏脚本で制服着用のOLたちがいかにもありそうな日常を巧みな会話劇で見せ、卑近な印象を与えるドラマだね。

２話ほど見てみたがつかず離れず責任回避の関係性、というのは確かにありそうと思わせる。みぽぽさんはあのような環境にいるのなら、なおさらあの雰囲気で皆さまの恋愛事情を伺ってみるのは一手だと思うぞ。「関心あると思ってないからその話題をしないだけ」かもしれないからね。

そこでなんとなくこちらの関心を感じ取ってくれたら、もう一歩進んで紹介の芽がありそうなら素直にお願いするなどしてみたいところだ。ただし情報管理という意味では用心深くもなりそうだが。

逆にプロフィールで個性を爆発させる

婚活をするうえでネックとなるのがプロフィールの趣味欄。これは確かにそう。

本当のことを書くとつまらない人間だと思われる？または、たまたま昔からやっている趣味が近寄りがたいイメージがあるかなと躊躇するなど意外と自分らしさを閉じ込めたくなるもの。

ケビ子自身は学生時代からアルバイトで10万円貯めたら海外に旅立っていたが、海外旅行の経験が多いのは男性ウケが悪いと思って趣味欄はずっと「映画鑑賞」と書いていたうえに映画の話で盛り上がることがない人と結婚した。趣味欄はきっかけ作りと考えて活用しよう。

みぽぽさんの相談文を読む限り、ユーモアと自虐のバランスが絶妙だから、これをプロフィールに生かさない手はないと思うぞ。写真の「実物のほうがマシ」という自己評価にかけるのも悪くないがあなたの強みは文章じゃない？

文才を生かした自己紹介文がキモ

「趣味：Netflixと寝ること、未開の地（アプリ）の探検を始めました」とか。

「人見知りだけど、LINEでは饒舌です。あなたの好きなトム・クルーズ作品は？私は『トップガン』の1作目、ケリー・マクギリスがマーベリック（トム）に向かって『ルテナント、ルテナント』て呼ぶシーンをマネできます」みたいな感じでユーモアと少しの軽い自虐で親しみやすさを出しつつ、最後に狭い範囲の質問を入れて相手にパスを投げる。これでメッセージの返信率は上がる可能性がある。

「川柳でバズる」案も悪くはないが、バズる確率とそこに集まる男性のタイプを考えると慎重にならざるを得ない。しかし何もしなければゼロであるからチャレンジは応援したい。

写真は【盛る】より【自然体】

プロフィール写真は盛る必要はないが「自然体で笑顔」がいいと思う。

プロのカメラマンに撮ってもらうのもおすすめだけど慣れていないと緊張してしまうから会社の人に頼むか、自撮りを研究するのがよさそう。例えばカフェでコーヒーを飲んでいるカジュアルな写真とか、趣味をリンクさせるようにNetflixのメニュー画面を見ているみぽぽさんの姿とか、そういうの。

タイマーなどを駆使して話のネタになるようなプロフィール写真を意識してみよう。