お悩み相談、第162回です。
今日のご相談です。
ケビ子さんいつも楽しく拝見しています。私は38歳、女性、都内で働いています。
最近、婚活を本格的に始めて、マッチングアプリを使っています。アプリではそれなりにマッチングしますし、メッセージもスムーズだと思います。マッチングしたかたとデートも行くんですが、会ってみてもピンと来る人がいないんです。悪い人じゃないし、プロフィールにも書いてあることを広げる感じで会話もまあまあ盛り上がるんですが「この先もこの人と一緒に過ごしたい」「いい!!好きー!!」って気持ちがわいてきません。
いけないのはわかっていますが気持ちがついていかなくて困ります。それで、またこのままじゃいけない。40歳までに結婚して子供を産みたいと思いなおしてアプリに戻るという繰り返しをしています。
既婚の友人は婚活中の私に遠慮して言わないけど本当は何か秘訣があるのでしょうか。私はどうしたらいいのでしょうか。このままでは年ばっかり食ってしまいます。
38歳、都内勤務のかたからマッチングはするが好きな感情がなくフェードアウトのループを脱したいとのお悩みです。すごくよくわかります。読んでいてうんうんと深くうなずきながら首のストレッチをしたケビ子です。
状況を整理します
●38歳、都内勤務。マッチングアプリで本格的に婚活を開始。40歳までに結婚出産を希望。
●マッチングしてデートをすると会話はまあまあ盛り上がるががピンと来る人がいない。
●何度かデートしてみても最初の印象が変わることはなく気持ちが上がらない。
●連絡をだんだんしなくなりフェードアウト、気を取り直してまたアプリに戻るループ。
●既婚の友人曰く「いい人だったらそのうち感情がついてくるよ」と言われた。
同じ思いの人は実はたくさんいる
マッチングしたかたと実際会ってみて「なんか違う」「ときめかない」「ピンと来ない」「この先一緒にいる姿を想像できない」というのはけっこうある話です。
これは決してご相談者が相手を冷めた目で見ているわけでもないし、男性との相性が悪いからでもない。
頑張って結果を出したいと思っているからこその葛藤だと受け止めてみよう。
ピンと来ないとか好きになれないという自分の内側からの気持ちは何より大事ですぞ。
一方でご相談者は出産を希望している。スピードは最優先で戦略的に効率よく決断できる婚活を実践してもらいたい。
愛やときめきを求めるのは自然なこと
条件がいい人と結婚できればそれがイコールいい結婚か、と問われたら100%イエスではないように条件だけを選んで結婚するのは実際問題難しいのだよね。
心のどこかで「気持ちが高まるような高揚感」や「デートでおしゃれをしていきたい」と女性としてのトキメキのようなものは結婚に真剣に向き合っているからこその気持ち。
既婚の友人は既婚だからこそ「ドキドキしないって」と言えるのであって、きっとこのかたも結婚する時はそれなりのトキメキ体験をしたはずなのだ。
おそらくだが、この先も一緒に過ごしたいとか、いい!好きー!という思いがあって交際するのがご相談者にとっての自分らしい幸せの入口だと思うのだよ。ただし若いころと同じようなドキドキ感を追い求めるのが正解かと言えばそれは少し違うのかもしれない。
マッチングアプリの出会いとは
トキメキを求めてアプリに登録してもアプリの特性を考えたらマッチング即トキメキとはならない。
プロフィールに書かれた内容でふるいにかけて数字やデータで評価する。その時点で悪くないから会おうとなるのだが、ふるいにかけて悪くないと思った時点がスタートであって、その時点でトキメキは感じようがない。
例えて言うならば入試に受かった人と入学式で会った、という感じ。
設定したレベルをクリアした人と会った。ただそれだけの状態でトキメクとかないでしょ? この人とこの先も?も考えないでしょ。そういうこと。これがマッチングアプリのスタートだと理解しておこう。
見直してみたいポイント3つ
① 「好きー!」を見直す。
アラフォーは責任世代。恋愛が若いころと比べて最優先にはなりにくい。だからそもそもドキドキする、会いたくて震えるというのが感じにくいように思うのだ。「一緒にいると安らぐ」「じんわりと人柄が伝わる」「相手の視点が面白い」「家族観が似ていて落ち着くし自分らしくいられる」「食べ方がきれいで嫌な気持ちにならない」こんなことを重視してこれが「好きの芽」と思ってみる。
② ただデートするのを見直す。
マッチングメモを作ってみたらどうだろうか。マッチングした相手について会う前と会った後ににいいなと思った点、気に入らなかった点を書いてみる。会う前の評価が条件、会った後の評価が直感だ。そこの感じ方でバランスと自分の傾向を把握してみよう。
③ マッチングアプリ以外の出会いを見直す。
アプリはどうしてもプロフィールありきとなるから感情が置き去りにされがちとなる。自然な出会いで気持ちの動きに従って行動できるような趣味や習い事を通じた出会いや、友人の紹介などご相談者を理解してくれる人を介した出会いだとより心が動く可能性が高まるね。

出会いの環境を選ぶことも大事な婚活じゃよ。

カモチ ケビ子
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
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