お悩み相談、第169回です。
今日のご相談です。
ご相談者
山田さん ぎりアラフォー 事務系
Q婚活歴・および婚活の手段について教えてください
アプリが苦手なので趣味の場や集まりなどに出かける(なるべく。ベストエフォートで)
Q結婚相手に求める条件・理想を教えてください
お互い無理せず気楽でいられる
Qケビ子に相談したいお悩みをお書きください
いい年をして料理が下手です。
ケビ子さんのブログを拝見しているとアラフォーともなると特に料理が上手くないとだめなんだろうな、自分にはとても無理だなと感じます。下手でも簡単なものやレシピを見ながらならなんとか作れますが(味がよいわけではない)、ぶっちゃけいつも仕事で疲れていて自炊をするエネルギーもないです。
正直私のほうが料理が得意な男性と結婚したいくらいです。日本では女性の若さが最重要視されていますし、家事はまだまだ女性がするものと考えられていますよね。すでに見た目の若さも失っているというのに料理も下手というのではとても相手が見つかる気がしません。
かといって相手にとっては若いと思ってもらえるようなご年配の男性とのお付き合いは考えられません。「じゃあ何ができるんだよ?」と問われたら「何も」と答えるしかないです。高給取りでも床上手でもないので…。
ぎりアラフォーの山田さんが人と比べて落ち込んでいます。
状況を整理します。
●ぎりアラフォー事務系の山田さん、趣味の場や集まりで婚活中。
●アラフォーともなると料理が上手くないとだめなんだろうな、自分には無理だと感じる。
●いつも仕事で疲れていて自炊するエネルギーもない。
●日本では女性の若さが最重要、家事も女性が多数派だが、若さも失い料理も下手で相手が見つかる気がしない。
●かといって若いと思ってもらえるような年輩の男性とのお付き合いは考えられない。
山田さん、貴女は世間の情報に流されて自分を見失っています。しっかりしてくれ、頼む!
結婚は何かができるからできるものではない
山田さんが書いているとおり、特に日本では女性の年齢は重要視されている。
日本にかぎらず子供を望むことを考慮するとそれは自然なことだと言える。子供を希望しているのだから医学的にリスクが高まる高齢出産となる年齢の女性を「わざわざ」選ぶとしたら年齢以外の要素が必要となる。
長年の友人知人恋人関係の相手の話をしているのではない。婚活で初めましてをする間柄の関係での「わざわざ」じゃよ。
一方で子供を持つことを考えないとしたならば年齢は参考情報になる。
山田さん、わかってきましたか。山田さんがすべきなのは市場の傾向を正しく理解して、自分の婚活方法を見直すこと。
結婚は若ければできると断言できないし、料理が上手いからできるとも断言できない。ケビ子の場合は、両親ともに働いていたので子供(ケビ子は4人姉弟)が分担で家事をすることが多く、姉は掃除が得意、ケビ子は料理しか選択肢がなく手伝いながら覚えていっただけのこと。つまり、やらざるを得ない状況があったので料理スキルが身についてしまったわけで、言ってみればある種のサバイバルだったわけ。
料理より大事なことはYOUR SMILE
ケビ子の話をして恐縮だが、料理はそれなりにできたつもりでもいざ結婚となると相手の味覚や食習慣がわからず不安になった。
サラダのドレッシングを買ってがっかりされないか、麻婆豆腐の素を使ってばれたらどうしようと泣いて実家に電話したこともある。フルタイムで残業も多いのに全部作るのがしんどくて、でもキッチンに入られるのはもっといやだったから自分でやらざるを得ない状況。楽しいはずの食事がまったく楽しくなかった。作ってあげてるんだから文句言うなと常にムッとしていた。
夫から「おかずを買っても全然いいし、疲れてる時は外で食べてもいい。無理をしてまで作らなくていいんだよ? いつもご機嫌な君でいてほしいよ」と叱咤激励された。その時はその言葉さえ「私の料理を否定する気か! 食べるだけのくせに!」と火種になったものだが、今ではその真意がよくわかる。料理そのものより楽しい食事がしたいのだ。
そこから徐々に「今日は作りたくないから買って帰ろう」や「市販のタレを活用しよう」が遠慮なくできるようになって食事が楽しいものとなった。これはマジの話じゃよ。
食事は本来生活の楽しみだから、だれが作る、何を作る、ということにフォーカスするより「楽しく食べる」に目を向けていこう。疲れ切った体で作った味噌汁がしょっぱいのは涙のせいかもしれない。食卓を明るくするのはほかでもない山田さんの「うれしいおいしいたのしい」なのだ。
じゃあ何ができるんだよ?に応える
「見た目の若さも失っているのに料理も下手というのではとても相手が見つかる気がしません」
あのね、山田さんね、卑下して「そんなことないよ」待ちして安心したいタイプかい? 世の中の男性をなめちゃいけないよ。高給取りとか床上手とかそんなの関係なく山田さんをまるごと受け入れてくれる男はいるもんだよ。
ケビ子をごらんよ。我が強くて意地悪で隙あらば論破しようと考えて、頑固な便秘で泣き虫で実は陰キャで塗り絵ばっかりしている42歳(当時)のケビ子が夫に出会えたように、山田さんに対しても父性を隠し切れない男性が現れるはずなの。「何ができるんだよ?」と聞かれたら「山田が山田でいることだよ」と回答したまえ。尾崎豊世代には刺さるはず。それが大正解。
何かできるから、何もできないから、を結婚の理由に使わないことじゃよ。
今の気持ちを形にしよう
それでも今のままではアレなんで何かできることはないかと考えてみよう。
料理に関しては素敵なお皿とカトラリーを自分とパートナーの分買ってみよう。いつ相手ができてもいいように憧れの食卓を先取りしてみる。これはケビ子も試してみたこと。
パートナーができるまではそのお皿を1枚使って買ってきたお弁当をワンプレートに載せてみよう。
目に入る彩と栄養バランスを意識して味わって食べてみよう。
まずは家で食事することが楽しいと思えるように。
見た目の若さは失われて当然! 今のしっとりとうるおった熟女の肌をいつくしんでお手入れしよう。保湿と紫外線対策、そしてなるべく顔を触らない。これを日々実践してエイジング速度をゆるやかにしていこう。ないものねだりより現実的にできることを具体的に悩んで実践するのじゃよ。
趣味の場や集まりにも積極的に参加
直接の相手がいてもいなくても趣味を楽しみながら人間関係を広げるのは大賛成。
そこから紹介とか友人関係が広がる可能性は超特大。
まずは自分の生活を楽しむ意識を持って、それから趣味の場に出かけてみると楽しいオーラが見た目や会話に滲み出て好循環を生むはず。

自分の好きなことやできることを一つずつやっていこうぜ!

カモチ ケビ子
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
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