Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長 中村格子先生
・40代以降は筋肉枯れが進む!
・基礎代謝のうち、エネルギー消費量が最も多いのが筋肉
・アラフォーは"やせる"より、筋肉をつけて"引き締める"
・正しい姿勢を心がけるだけでも筋トレになる
●脂肪
・皮下脂肪は落としすぎず適度に
・内臓脂肪はなるべく減らす
・筋細胞外脂肪もなるべく減らす
筋肉が多く、脂肪が少ない「美」ゾーンのボディが理想的。ただ、いきなり「美」を目ざすと挫折しやすいので、まずは脂肪がついているけれど筋肉もついている「若」ゾーンを目ざして。
・体温を生み出す
・体の組織や器官を動かす
・血液を送り出す
・ホルモンを分泌する
・代謝や免疫機能にかかわる
「人間は常に重力の影響を受けていて、運動をしなくても、重力に対して姿勢を保つために常に筋肉を使っています。この時働く筋肉を“抗重力筋”と言います。この筋肉は姿勢を正しく保つだけで使われて鍛えられ、軽い筋トレになります。これで体型維持は十分に可能です」
この抗重力筋、姿勢が悪いせいで衰えている人が多いとか。
「抗重力筋が衰えると姿勢がくずれます。女性に多いのが、猫背で骨盤が後傾し、おしりが垂れた“垂れじり猫背”姿勢と、猫背で骨盤が前傾し、反り腰でおなかがぽっこり出た“反り腰猫背”姿勢。こんな姿勢だと見た目がオバさん化し、肩こりや腰痛なども起きやすくなります。逆に、抗重力筋を鍛えれば姿勢が整い、見た目年齢も若返ります!」
「ふだんの悪い姿勢によってほとんどの人は、皮膚や筋肉が一方は縮み、もう一方は伸びたアンバランスな状態になっています。そんな状態で筋トレをすると偏って筋肉がつき、バランスの悪い体型に。これを防ぐため筋トレ前にまずストレッチから始めるほうが、よりキレイなボディがつくれます。若々しい体の条件に“しなやかさ”があります。ストレッチで筋肉のバランスを整えると、筋肉がしなやかで弾力のある状態に戻ります。さらに関節がしなやかになるのもメリット。関節はあまり動かさないと硬くなりますが、ストレッチをすると可動域が広がり、筋肉の動きもよくなるので筋トレの効果も上がります」
[A]動物性を中心にタンパク質を一日に体重(kg)×約1gとって
[A]運動直後にタンパク質を補って、筋肉の合成を促しましょう
[A]運動強度が低めなので筋肉を増やすならやはり筋トレを
[A]成長ホルモンが減り、もっとたるむから、今から筋トレ習慣を
[A]筋膜や皮膚の滑りをよくする筋膜クレンジングが効果的