お悩み相談、13回目です。
では今日の質問です。
自分が自分らしくいられる
自分らしい時間
ありのままの自分をうけとめてくれる
こういうワードを聞くと、なぜだかものすごい爆音のおならをしてる女をイメージしてしまう。
なぜだか。
爆音のおならを遠慮なくぶっぱなし、うなずく。「今日の私、最強に自分らしい♪」
爆音のおならを遠慮なくする「自分らしいワタシ時間」
「ありのままの自分」が遠慮なくぶっぱなす爆音のおならを笑顔で受け止めてくれた彼
こういうことを言ってるのかい?
自分らしさっていうのは。
ええ、わかってますよ、わかってます。違うんでしょ?
周囲に気を使って「それ違うんじゃないか?」と思っても場の空気を読んで黙る自分。
親がピンクばかり似合うと言うのでなんとなくピンクを選んでしまうけど、本当は青が好きな自分。
パスタを音を立てて食べたら良くないって知ってるからフォークでくるくる食べるけど、麺なんてラーメンとかそばみたいにすすりたいじゃん?
こういうのを押し殺して我慢しているから自分らしくない、ってやつでしょ?
結局爆音のおならを我慢しているということに帰結するではないか。え?しない?
アラフォー婚活で自分らしくをどこまで主張すればいいか、何を妥協したらいいのか。
前回12回のお悩みに出てきたように専業主婦になりたいです、とか、親の介護は一切ご免です、はたまた海外旅行は毎年行きたいですとか。
婚活で主張と言うと、だいたいこうした個人的欲望を言うのではないか。
それをどこまで主張していいのか、妥協すべきかと悩んでいるのだろう。
義両親の介護は絶対に私がします。
仕事はバリバリ働きますが家事も手抜きしません。
男はただ美しければそれでいいです。
こうした主張をどこまですればいいのか、という悩みとは思えないからだ。
本当は仕事も家事も楽したい、絶対に介護はしたくない。
けど、するって言っておけばモテるか。
よし、じゃ「まあ、家族ですからね、状況次第で考えましょうか」なんてファジーに答えたところで、男なんて「あの時介護するって言ってたよね?」と理解するものだ。
それでうまくいったとして心から納得して実行できないのであれば悲劇であろう。
少しでも多くの男がひっかかるよう間口を広げる意味で主張を抑えるというのはテクニックだろうと思うが、あまり自分らしさという言葉に振り回されず、考えを伝えることが重要だと思う。
良くも悪くもそれが自分なのだから。
自分探し、と言う言葉が話題になった。
どこかに行けば、何かをすれば本当の自分を探せるというやつ。
心理学の先生に、「自分を探しても見つからない。自分を探してる自分が本当の自分であり『今ここ』にいる自分が全てだ」と教わり気持ちが楽になったことがある。
それと同じで自分は自分だという軸をしっかり持ってさえいれば何を主張しようと何を妥協しようと自分らしいと思えるのではないか。
こんなこと言ったら嫌われる、本当の自分は違うと思いながら言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンを一生通せるのか。
無理だろう。
まして結婚してから後の人生を中途半端に主張し、中途半端に妥協した結果の人と共に歩めるのかって話。
我々はアラフォーである。
若くない分、知恵がある。
知恵が邪魔して小賢しく振舞ってしまうことも多々あるだろうが、自分を一番大事にしたい。
だって幸せになりたいもんね。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)