お悩み相談、34回目です。
今日の質問です。
婚活と名のつくものは、相談所も含め片っ端から試しましたが結果に繋がらず今に至ります。
自分なりに頑張っているのに誰からも好かれない・誰のことも好きになれない体験ばかりを積み重ね、心身ともに限界だったとき、職場の先輩(既婚)を好きになり不倫関係になりました。
いけないことだと十分わかっているのですが、好きな人がいるという幸福感と、好きな人が自分の存在を肯定してくれるという安心感を手放すことができずにいます。
結婚がしたいなら、先輩との関係を断って死ぬ気で婚活をするしか道はない、とわかっているのですが、過去の婚活経験から「もうあんな辛い思いをしたくない」「頑張ってもどうせうまくいかない」と思ってしまい前に進めません。
どうしたら前向きな気持ちで婚活に臨めるようになりますか?
婚活で結果を出せない、それは本当につらい。
努力が実を結ばないことってあるのかと悩む。
「なんで自分はだめなんだろう」
「ほかの人にできることがどうして自分にはできないのだろう」
と自分を否定したりヤケになる気持ちは心から共感する。私も長いことそうだったから。
しかしその実、まだ運命の人に出会えていない。真実はこれだけだ。
周囲のことを一切考慮せず、ご相談者の気持ちだけ考えて回答するならば、不倫がやめられないのならやめなければいい。
刹那の幸福感と肯定感を感じられるだけ感じてみればいいと思う。
婚活も結婚も死ぬ気でするものではないし、結婚できたらすなわち幸せ、でもない。
自分の人生は自分の選択の結果であるはずなので、ご相談者が「いけないことだと十分わかっているのですが」と思いながらも手放せない刹那の幸福感を手放すことをしなければ良いのだ。
食べたら太るとわかっているのにやめられないケーキのように。
相手の奥さんの立場になって!慰謝料請求されるわよ!あなたの親が悲しむ!
そんなのわかってらい、でも今幸せだからそれでいいの!ということなんでしょう。
いいじゃないか。
不倫だろうが何だろうがご相談者のストレス解消となるのならやればいいのだ。
しかし、本当は心から結婚がしたくて相談してきたのでしょう?
不倫のままで良いと腹が括れないのでしょう?
不倫というのは言ってみれば会員制のサークル活動のようなもので、こっそりと連絡して、誰かに紹介することもなく、することして解散し、何もなかったように日常に戻る活動なんだと思うのだ。
そこに行けば自分の存在を肯定してくれる幸福感を感じられると知っているのならなかなかやめるのは難しい。だって楽だもの。
つらい日々を乗り越える過程のついでに、自分で自分のことを大いに肯定してみない?
ケーキがやめられないけど太りたくない。でも鏡を見たらやっぱり食べた分太ってた。でもまあ、これはこれでおいしかったし食べてる時は幸せだったからOK。
今日からダイエットがんばろう。てなこと。
婚活で言うと40代と30代では全然気持ちも活動のしやすさも違う。
気持ちを切り替えて、自分がどういう人生を送りたいのか改めて考えるタイミングとしてほしい。
「誰からも好かれない」と書いてあるが、ブルゾンちえみ曰く、地球上に男は35億いるんだぜ!
中島みゆきだって「黄砂に吹かれて」の歌詞であなたよりやさしい男は砂の数よりいるのだと書いている。
誰からも好かれない、と嘆くにはまだ早いのだ。
「あんなつらい思いをしたくない」だが、その感情を乗り越える一助となるかもしれない本をケビ子の婚活記最終回で書いた。
「生かされて。」イマキュレー・イリバギザ著。
これを読んで、それでもまだ「あんなつらい思いはしたくない」と言うのであれば話は別だ。
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43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)