お悩み相談、118回目です。
今日の質問です。
婚活歴5年の36歳、「一時の恥では死なない」をモットーに猪突猛進で、友人たちからの紹介で会って会って会ってを繰り返し、やっと出会えた理想の人との失恋から、心身ともに大怪我をおおい、2年前にダウンをした者です。この2年で自分という人間はこういう人だった、と許せることも増え、まだ歯がゆさもありますが、穏やかな日々を過ごしています。
心休まる相手、自分が自分らしくいられる相手がいたら、チャンスがあれば結婚できたら、とまで落ち着いてきました。少しずつまた婚活をすすめていこうと、そこから、付き合わないとわからない!と思い、自分が(手にも触れられないほど)嫌じゃない人とお付き合いさせて頂くのですが、なぜか続きません。手探りしながらで付き合っているうちに自分が出せなくなっていたり、また相手に対して不安がでたりして悩んでいるうちに、相手からふられてしまいます。
後悔はしていないのですが、いまお付き合いしている彼ともそのような日々を繰り返しており、ストレスからかただの言い訳か暴食を繰り返しております。信頼する相手と温かい家庭を築きたい、という事まではわかっているのですが、頭で考えすぎてまたもや落ちそうな(もう自分のセーブはわかっていますが)わたしにアドバイスを頂けないでしょうか。
36歳、女盛りの入口ですなあ。ケビ子は現在49歳なのだが、自分の情けない過去を振り返ってみても36歳ごろは心身の充実と疲れと苦労が絶妙にその人らしさをつくってくれるよなあと思っている。どうか時間をむだにせず自分の人生に集中してみて欲しい。
さて、「一時の恥では死なない」をモットーに猪突猛進の結果、出会えた理想の人との失恋から2年とのこと。心身ともに大怪我とのことだが、体にも大怪我をしたのかい?それはなかなか大変だったねとお見舞い申し上げる。
今現在その喪失感から完全に立ち直ってはいないことから持前の猪突猛進的ポジティブさが発揮できず自分を出せない、相手に不安を感じて交際が続かない状況なのではないか。
相手に感じる不安、というのは結局相手を信頼しきれないでいる自分への不安とも言える。
心休まる、自分が自分らしくいられる相手を希望するご相談者が自分を出せない状況にある。このことをしっかりと自覚し、なぜ自分を出せないのかを深堀することがまずは一歩進むための靴を履くようなアクションになる。
自分を出してまたあの時のように失恋するのではないか、とうまくいきそうになると自分でブレーキをかけてしまう。ある種の恐れから解放されたい、逃げたい心理が働く防衛反応の可能性もある。
特に大きな喪失の経験があると潜在的に「また失いたくない、あの時のような気持ちはご免だ、だからこの状況を手放したい」という気持ちが働いて自らうまくいきそうな関係をこじらせることはないだろうか。もし覚えがあるようだったら自分は今そういう状況なのだ、ということを自覚して受け入れるところから始めてみよう。
やっと出会えた理想の相手。成就しなかった関係というのは執着を生みやすい。相手の人柄や二人で過ごした楽しかった経験、そこに成就しなかった未練が加わると自分がダメだったからうまくいかなかったのだ、と自分を責めてしまうものだ。
しかし、だ。喧嘩両成敗だし恋愛も両成敗。フラれたから自分が悪いということもないのだ。2年ダウンして浮上しようと婚活を再開したのだから新しい自分になったのだと自分を良く知ることを深めていこう。
「あの人のこと、理想だと思っていたけど理想ってなんだろうか。どういう状況を理想っていうんだろうか。たくさんの人と会ってやっと出会えたから理想って美化しすぎたかもしれないな。理想だったらこんな思いしてないはずだし」そんな振り返りもできると思うぞ。
付き合わないとわからない!積極的なご相談者はきっと明るく朗らかな雰囲気をお持ちでしょう。付き合っているうちに自分が出せない、相手に不安を感じるというご自身の傾向を把握しているのであればそれも相手に伝えて、二人の事として巻き込むことも試してみる価値はあると思うぞ。
「わたしっていろいろ考えすぎちゃう時があって、うまく自分を出せないことがあるんです」
「親しくなるとこのままうまくいくかなと不安を感じてしまい、逆に相手に不安を与えてしまうんですよ」
こうした率直な言葉を受け止めてくれる相手はきっといるだろう。「一時の恥では死なない」をモットーに自分の心の内をさらけ出してみる練習をしてみたら良いと思うぞ。
なんでも率直に言ってみて「そういうのオレには無理」って言われたら「こっちだって無理だわ」と笑いながら帰ってこよう。それで良いじゃん!
大事なことは、大失恋から2年。以下3つを意識してみてほしい。
まだ傷が癒えきってない自分を自覚すること。
自分の気持ちを大事にしながら婚活で出会う人を良く知る努力をしてみること。
率直に気持ちを言い合えるような温かい関係性を築きたいのだと相手に伝えてみること。
こうしたことをしながら相手との関係を深めてみたらどうだろうか。
年齢的な焦りから出会いを求めても、気持ちが追い付いていかない時はしっかりと休みながらね。
暴食はとてもつらいし体にも良くないから、次に暴食したくなったら「ああ今ちょっとつらい」と自分を受け容れてみてね。
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
▼【ケビ子の乳がん・ニューライフ】もチェック
-
「すっきり暮らしたいのにあれもこれも欲しい」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.24】
第24回目 「すっきり暮らしたいのにあれもこれも欲しい」不思議な現象を体験しました。
-
「乳がん手術後の夜のリハビリ」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.23】
第23回目 「乳がん手術後の夜のリハビリ」袋とじ企画です。
-
「正論はやめてね、弱ってるから」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.22】
第22回目 「正論はやめてね、弱ってるから」弱っている時は優しく寄り添ってほしい。