2023年6月4日

vol.119「結婚したら仕事を辞めて妊活したい」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。第119回「結婚したら仕事を辞めて妊活したい」結婚が決まったら、ね！

ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、119回目です。
今日の質問です。

初めまして、私は先月38歳になった都内在住の会社員です。よりよい出会いを求めて結婚相談所で婚活を始めてから1年がたちます。自分の希望がなかなかかなわず、仲人さんからもわがままのように言われて心底参っています。
この1年でこちらが希望する男性と3名マッチングしてそれぞれお会いしました。最初は普通に盛り上がり次回も会いましょうとなりますが皆さま数回でご辞退されます。私が断られる形で終わります。
私は子供が絶対に欲しくて、子供がいない結婚生活はありえないと思っています。（匿名なので本音を書きます）だからこそ38歳という不安定な年齢を考慮して結婚したらすぐにでも仕事を辞めて妊活をしたいと思っています。そのためのお金は自分なりに貯めてきましたので相手の方には迷惑をかけるつもりはありません。
そのことをお会いした方に伝えると驚かれます。すぐに仕事を辞めなくてもいいのではないか、自然な流れに任せてみてはどうか、このようなことを言われてだいたいそのあとでお断りをされます。
価値観が合わないならば仕方がないと思って活動を続けていますが、私の子供に関する考えは譲れません。どうしても子供もが欲しいのです。相手の方に断られないような自然な言い方があれば教えてください。よろしくお願いします。

結婚相談所で1年ほど婚活中の38歳、都内在住の会社員。
マッチングはするがすべて相手から断られる。その理由がおそらく妊活に関することではないか、というご相談です。

38歳、子供のことを考えると婚活に焦りが出てくる年齢なのは理解できます。
産む産まないに加えて産める産めないについても現実問題として向き合わないとならない年齢となってきているからね。

それにしても、だ。
マッチングした男性が3名もいて、そのすべてからお断りをされた。おそらく理由は「結婚したらすぐにでも仕事を辞めて妊活したいと伝えたから」ではないか、とご自身で分析されている。仲人は何て言っているのだろうか。わがままのように言われて参っているとのことだが、参考になるようなアドバイスがあったのだろうか。

率直に相談文を拝読して、まだ何も起きていないのにご相談者が一人あれこれと心配をして、それを相手に押しつけているように感じた。
そう、まだ何も起きていないのだよ。結婚が決まったわけでもない。ましてやそもそも交際が始まったわけでもない。
「初めまして！結婚したら妊活のために仕事を辞めたいと思います！」大まかに言えばこういうことで、言われた相手の気持ちを察すると正直同情する。

結婚相談所の婚活だからよりよい条件を求め、条件ありきで出会うのは理解する。しかしご相談者は自身の理想を追い求めすぎてまだよく知り合ってもいない段階で、自分を理解してもらおうとしすぎているきらいがある。

どうかご自身に置き換えて考えてみてほしい。
例えて言うならばプロフィールを見て会いたいなと思った相手にいざ会ったら「俺は結婚したら取りたい資格に集中したいから仕事を辞めたい」と言われたとする。
え～だって資格はその人の問題で子供は二人の問題じゃないですか～？そういう意見もわからなくはないが、「資格取得は二人の生活向上のために必須なんだ。譲れないんだ」こう言われた時にどうするか。そんなことも頭に入れながら自分が多少の無茶を言っていることを理解してほしい。

条件ありきの婚活かもしれないが、相手にするのは生身の人間。
結婚相談所で出会いのきっかけをいただき、日常生活では出会えない人と出会えたという事実に感謝して出会った後は相手を知りながら自分のことも知っていく。そういう交流を続けていく過程で家族観の話を出してみる。

妊活必須の前提で話をしているのだが、ご自身でできるブライダルチェックはしているのだろうか。
結婚が決まってから仕事を辞めて妊活に集中！の前に病院でご自身の体を検査してもらうのも今できることだと思うぞ。

相手の方に断られないような自然な言い方について回答すると、会話の流れで結婚後の暮らしぶり、家族観を聞き出してから子供を望むのかどうかをすり合わせるのだね。「子供が好きで、自分も産みたいと思っています」ということは伝えておく。何も起きていない状況で妊活！仕事辞める！とセンセーショナルな情報にうろたえる男性は3名で上限としたい。妊活が必要なのかは現時点では未知数のため、それ以上触れる必要がない。

現状では「何が何でも子供！」と聞こえて当事者の相手が誰でもいいようなそういう印象さえ与えている。
期待が大きいと、期待が外れた時にダメージが大きい。いざ準備万全で結婚してもすんなりと思いどおりに行かないケースも大いにある。そうした時に頼りになるのが条件よりも愛情の場合がある。だからこそ、相手をよく知る努力をして自分を受容しながら相手との関係を築いていく意識をもってみてほしい。