お悩み相談、121回目です。
今日の質問です。
私が生活するエリアではまだまだ35歳を超えてから結婚することに気を使われる環境です。結婚したら女性は仕事を辞めて家庭に入る人も多く東京のアラフォー婚活とは違うんだなあ、東京にいればもう少しのびのびできるのではないかと今になって東京への憧れがでてきました。
私の悩みは婚活やお見合い等で男性とお会いしても会話が続かずいつまでたっても打ち解けないことです。そのせいで長く続いて3回会えればいいほうで、たいがい1回でお断りされます。
会話下手でまたお断りされたらどうしようと思うと婚活自体が怖くなり、また友人から紹介してもらえる時も私なんかだめだと思ってしまい会うこと自体がとてもプレッシャーになってきています。
同性の友人は多いほうだと思っています。定期的に集まる仲間もいて、そこでは会話に苦労することもなく楽しく会話ができているとも思います。初めて会う男性と二人で過ごすのが極端に苦手なのか、なんとか現状突破したいと強く思っています。ケビ子さんのするどいご意見、どうぞお願いします。
男女共同参画社会やら共働きが主流だとかそういうニュースを読む一方で結婚したら男が大黒柱で女は家庭に入ることが主流の地域はまだあるのだろうね。ケビ子のところにも「東京とはわけが違う、地方のアラフォー婚活は肩身が狭い」的なメッセージをいただいたこともある。
ケビ子はこれまで「東京はアラフォー婚活しやすいですよ」などと書いたことは一度もないが、もしTOKYOというだけでより自由や希望を感じるのであれば、それはそこに暮らし働く人々の見せ方がうまく、ひとえに努力のたまものだろう。
実際は生活するところそれぞれで楽しいことも大変なこともあるものだ。冷静にいこうぜ!
さて、「婚活やお見合い等で男性とお会いしても会話が続かずいつまでたっても打ち解けられない」とのこと。会話下手のせいでお断りされると自己分析をして、会うこと自体がプレッシャーとなってきているご相談者。
このように原因を自分一人で背負ってしまうと「自分がだめだから」「私なんか」と自分を否定していくようになり、どんどん負のループに入り込むのではないか。
まずは、喧嘩両成敗ならぬ婚活両成敗で「うまくいかなかったのはお互い様ね、相性ね」とこのくらい軽く考えていこう。
会話は一人では成立しないので、キャッチボールができないとしたら投げたほうも受けるほうも気持ちをひとつにして「この場を楽しいものにしよう」と思わない限りは難しい。
極端な例だが、ものすごく見た目がタイプの人が現れてなんとかうまくいきたい!絶対に譲れない!となった場合に無理して会話を合わせたり、必要以上に相手を持ち上げたりする。そういうこともないのであればご破算上等、自分なりに出した結論といえるかもしれない。
一方で婚活自体が怖くなり、会うことがプレッシャーとなってきているとのこと。会う回数が減っていくと一回の重みがさらに重くなり、余計にうまくやらなくちゃ、会話を続けなくちゃと苦しくなってくるものだ。
そこで提案だ。
マインドリセットをしよう。
・婚活デートはたった一人の運命の相手に出会えればよい。したがってうまくいかないほうが当然多い。
・婚活デートは軽やかにアポイントして一回の重みを軽くする。
・会話が苦手だと感じるならば「私を知ってほしい」より「あなたのことを教えて」にシフトチェンジして傾聴する。
・友人と楽しく会話ができている実感があるなら、友人もまじえて大人数で会える機会をつくる。
世の中で主流とされている婚活デートや紹介の方法にとらわれず、ご自身が一番自分らしくいられるシチュエーションを考えて主体的に場をつくってみる。こういう努力はできると思うのだよ。
うまくやらなくちゃ、会話をしなくちゃ、と頭で考えすぎずに目の前にあるコーヒーや窓から見える景色、散歩しながらすれ違う犬や髪をなびかせる風、そうした景色に力を借りて何気ない日常を言葉にしてみる。シチュエーションの次はこのようなことも意識してみたらどうだろうか。
と、ここまで書いてきたがケビ子は会話が下手な人というのはほとんどいないと思っている。なかには頭の中で考えていることと口から出る言葉の回転が合っておらず、短期的にはとんちんかんに思える人もいるのだが長くつきあっていくと大喜利を分析するように楽しめるようになる場合もある。
何が言いたいか、大事なのは会話術ではなく相性ということ。
楽しく会話できる友人がいる。これは相談者にとって力強いサポーター。ということはきっとこの先も自分らしく過ごしていくうちに楽しく会話できるパートナーにも出会えるはずなのだ。そのためにも出会いの場をプレッシャーに感じるのではなく「今日こそ運命の人いるかな~?」と宝探しの感覚で出会いの場に行ってみよう。
全然違うと思ったらコーヒー一杯おごって後くされなくすっきりサッと帰っちゃおう!
43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
▼【ケビ子の乳がん・ニューライフ】もチェック
-
「すっきり暮らしたいのにあれもこれも欲しい」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.24】
第24回目 「すっきり暮らしたいのにあれもこれも欲しい」不思議な現象を体験しました。
-
「乳がん手術後の夜のリハビリ」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.23】
第23回目 「乳がん手術後の夜のリハビリ」袋とじ企画です。
-
「正論はやめてね、弱ってるから」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.22】
第22回目 「正論はやめてね、弱ってるから」弱っている時は優しく寄り添ってほしい。