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vol.124 「結婚は姉妹順と言われていたのに裏切られた気持ち」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。第124回「結婚は姉妹順と言われていたのに裏切られた気持ち」泣いていいんだぜ!
ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、124回目です。
今日の質問です。


ケビ子さん、いつもお悩み相談を楽しみにしております。今日は思いきって相談してみたいと思いメッセージを送らせていただきました。私には妹がおり、二人姉妹です。私は実家暮らしで妹は東京で一人暮らしをしています。その妹が結婚すると家族に報告してきたのが先月のこと。そして妊娠もしていると報告がありました。私は42歳、妹は35歳です。年の差がありますので、とても可愛く自慢の妹ではあります。今回の結婚で両親と祖母は舞い上がり家族の会話はまだ見ぬ孫の話で持ち切りとなっています。でも私たち姉妹は母からずっと「結婚はお姉ちゃんが先で妹にはお姉ちゃんが結婚した後ね、順番ね」と言われて育っており、今回のことはうれしい気持ちより妹に裏切られた気持ちがとても強く素直に祝福ができません。なぜ順番を守ってくれなかったのか、私に一言相談してくれなかったのか。私も婚活をしていますが東京のように出会いがたくさんあるわけではなくうまくいきません。自分のうまくいかないことがすべて妹のせいに思えてきてとても苦しいです。
ケビ子さんならこのような状況をどう乗り越えますか。


42歳のご相談者、お母さまから「結婚はお姉ちゃんが先」と言われてきたのに妹が先に結婚を決めて苦しいというご相談です。


つらかったね。妹の幸せは無条件でうれしいはずなのに「あれ? なんで順番守らないんだろ?」と自分が想定していた未来と異なる現実を迎えざるを得ないことに気持ちが追いつかないのは当然のこと。
姉妹というのは誰よりも親身に思いやれるかけがえのない存在でもある一方で比較対象にもなれば競争相手にもなる。つらかったと思う。


ケビ子の話で恐縮だが、姉が二人弟一人の4姉弟で育った。母からご相談者と同様に結婚の順番と実家は弟が継ぐのだと言われて育った。幼いころの母のコトダマは私と姉の間に浸透し特に反論することもなく理由を問うでもなく「そういうものか、そうだよね」と納得とは違う理解の仕方で今日に至る。
姉妹の結婚は結果として順番を守り、弟が実家を継いだ。


なんだ言われたとおり順番守って大団円って話か、という意味ではなく、今こうして振り返ってみると母の発言は何の意味も効力もなく彼女の願望であった。気を揉む理由が減るくらいの希望。


しかしながら親の発言は子供にとって世界のすべてとも言えるパワーがある。母から結婚は順番でと幼いころから言われていたら「そういうものだ」が醸成されていくのは当たり前なのだ。


42歳で実家に暮らし、子供時代と環境が変わっていないのであれば立派な大人になっているはずなのに気持ちの上では娘のまま、親の発言に一喜一憂していい子になろうとしていないか点検してみたらどうだろうか。


妹は東京で一人暮らしをしているとのこと。親元を離れて暮らすうちに親の発言を忘れたのか、「親の意見もわかるけど私も35歳でじゅうぶん大人だし」と決断したのか、ご相談者の気持ちが落ち着いたところで率直に聞いてみてほしい。
つまり妹に「なぜ順番を守ってくれなかったのか」と問い詰めたい気持ちはわかるのだが、妹にとっては「逆になんでそんなこと言うの」と言われて終わるのが関の山だろう。


結婚は親のためではなく自分が望むライフプランをかなえるために必要だったらするもの。周囲がしているから私も結婚しなくちゃ、という時代でもなければ強制されることでもない。自分が結婚したいからする。そこがまずスタートなのだと認識を持ってほしい。


何か想定と違うこと、不都合なことが起きた時に人のせいにするのはいわゆる合理化と言う。
有名な例を出すとイソップ童話の「酸っぱい葡萄」がある。キツネがおいしそうな葡萄を見つけたものの、とても高いところに実っていて届かないために「あの葡萄はどうせすっぱいはずだ」と立ち去る話。手に入らないものを前に自分なりの言い訳を見つけて気持ちを合理化して諦める。


ご相談者も自分に都合がよい言い訳を見つけて少し自身を楽にしてみるのも手だろう。
「妹より先に結婚しなければと焦っていたら相性の悪さを見抜けなかったかもしれない」これでいいのだ!
「今ご縁がないのは周囲の婚活男性全員の口が臭いからだ」だからいいのだ!
このように自分を楽にする術を身につけてほしいのだよ。


ご両親とご祖母さまがまだ見ぬ孫の話で盛り上がっているところを見るにつけ「あれだけ順番と言っていたのはなんだったんだ」と思うかもしれないが、ご家族は姉妹がそれぞれ幸せでいればそれが一番うれしいのだと思いなおして、その輪に入れそうな時がきたら素直に入ってみようぜ!


誰を恨むこともなく、自分を責めることもしなくていいのだよ。
今これまでのご相談者の生活をポジティブに受け入れて、今日からはなりたい自分を目ざしてもっと素直にいい意味でわがままになってほしいと願っている。


ご自身の婚活も東京にはたくさんの出会いがあると思っているようだが、そんなことはないと断言できる。婚活人数は多いかもしれないが自分にとって必要な出会いの数とはイコールではない。今の環境でできることはやり尽くしたと言い切れるのか、自分の胸に聞いてごらん?


優しい気持ちを取り戻すにはもう少し時間がかかるだろうと思う。そういう自分の気持ちも受け入れて「いま、ちょっとつらい」と言葉にしてみるだけでも気持ちが軽くなるので試してみてほしい。泣ける映画でリフレッシュするのもおすすめだぞ!



vol.124 「結婚は姉妹順と言われていたのに裏切られた気持ち」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】_1_1
本日の結論:私はわたし。自分の人生を生きようぜ!
カモチ ケビ子

カモチ ケビ子

43歳で(やっと)結婚。
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!

▼【ケビ子の乳がん・ニューライフ】もチェック

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