2024年5月19日

vol.136 「結婚したいと言ったらまず同棲と言われた」【ケビ子のアラフォー婚活Q＆A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。第136回「結婚したいと言ったらまず同棲と言われた」二人でよく話してね。

ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、136回目です。
今日の質問です。

ケビ子さん、いつも楽しみに読んでいます。私は38歳、地方出身都内在住の会社員です。婚活アプリで知り合った同じ年の彼と交際半年です。結婚前提で交際をスタートしたこともあり、特にこの半年違和感も大きなケンカもなくおだやかな付き合いができていたと思ったので、彼にそろそろ結婚したいなーと言ってみました。彼は「最終的には結婚するとして、まずは同棲をしたい。お互い知らなかったことがあるかもしれないし」と回答。私としては年齢的な焦りもあって同棲に時間を取られるのは不本意だし、結婚するかどうかもわからない状態で同棲することに田舎の価値観の両親がどう思うかも気になります。
彼が言う「お互い知らなかったことがあるかもしれないし」についても気に入らないことを探すようなニュアンスを感じて、がっかりしてしまいました。しかし彼は条件もよくて収入も高く一緒に過ごす時間はそれなりに楽しく、おだやかな時間に思えます。結婚前に同棲したい人も一定数いるのはわかっていますが、自分がこの年で同棲を提案されるとは考えていなかったので、どう対処したらいいかわかりません。同棲はしたくないが結婚したい私と結婚するなら同棲が前提の彼とどう折り合いをつけたらよいでしょうか。

38歳、同じ年の彼と交際半年、結婚するならまず同棲と言われて不本意だとのご相談です。

では状況を整理してみましょうか。
・婚活アプリで知り合った同じ年の彼と交際半年。
・半年、違和感やケンカもなくおだやかな付き合いができていたので結婚したいと伝えた。
・彼は結婚の前に同棲をしたい派。
・条件もよく収入も高く一緒に過ごす時間はそれなりに楽しい。
・田舎の両親が結婚前の同棲をどう思うか気になる。

率直に読んだ感想をまず伝えるならば、時間稼ぎをしているとも取れるような彼の結婚に対する消極的な態度が気になるところ。

結婚を前提とした同棲ならば、結婚だ！よし一緒に住もう！入籍時期はどうしようか。と入籍までの期間が結果として同棲になるわけで、入籍は未定だけどとにかくまず同棲！とは腹の括り方が違うように感じる。
ご相談者が書いているように気に入らないことを探すようなニュアンス、まさにそれ。粗探しをするような生活が想像できてしまう彼の言い方がとても気になるのだ。

疲れたから食器を洗うのはあとでいいかといったん休んでいただけでさぼりと言われたり、仕事帰りに料理するのが面倒だからと総菜を買って来たら手抜きと言われたりそのような悪意ある粗探しを想像してしまう。
二人とも働いているのだから、ジャッジメンタルな目線で家事の資質を見ることを同棲の目的とするように感じるからこそご相談者は困惑するのではないか。そういう意味では男性も同様にジャッジされるのだと思ったほうがよいのだが、そのあたりはどうなのか。二人で話ができていることを願う。

ご相談者が結婚したいと思ったのは年齢的な願望と半年のおだやかな時間という実績に加えて彼の条件のよさからだろう。今回の同棲話が二人にとって初めての困難だとしたら、しっかり話をしてさらによく知り合うきっかけになればまだ望みがある。

お互いが主張し合って解決できることはないので、二人の落しどころはどうなのか。
彼がどうしても入籍前に同棲が必要だと主張するのであればもう少し具体的にその理由を聞いてみる。ご相談者の両親に結婚を前提に同棲をしたいと考えていると挨拶をしてくれるのかも確認したいところ。アラフォー女性の時間を低く見積もっているかのような彼を本気にさせたいのだ。結婚を前提として、両親にも挨拶をしてできれば同棲期間を決めて入籍の予定を立てる。
それだったらご相談者の気持ちも彼の気持ちもくみ取った回答になるのではないかと想像するが、この時に彼の反応をしっかりと見極めてみよう。

入籍ありきで同棲とか、両親に挨拶とか、そういうのはまだちょっといいんじゃないか？といった反応があったら交際をすぐにやめたくはないが結婚について真剣に考えているとは思えない逃げ腰とも取れる。
そうなったらご相談者ががっかりするだろうから、もし「そろそろ結婚したいなー」の発言がたわいない会話の一部だったとして、結婚と同棲の話を詰めてとっちめる前に日常会話でギアを1速ずつ上げてシフトチェンジしてみたらどうだろうか。

結婚したい私の気持ちは伝えた。よし2速に上げて次は彼の結婚観をしっかり聞いてみたいな。よし次はもう少し具体的に時間軸を確認してみるか、など。
老婆心ながら婚活アプリでの出会いということもあり、確実に独身なのかどうかも確認してほしいところ。

まったく知らない人同士が知り合って交際ができてしまうのが婚活アプリなので、日ごろの会話を工夫しながらよりよく知る努力も継続してみてほしい。半年間おだやかな時間を過ごせたのはもしかしたら、何を食べた、どこに行ったなどの事柄にフォーカスしてきたことがメインで、彼の価値観等内面を深く知るような会話ができていなかったから、かもしれないから。

好条件の男性はご相談者以上に自分自身のよさを知っているものだ。あわよくばもっといい人がいるかもしれないとよそ見しながら交際している人も中にはいるので、しっかりと彼という人間を知ってください。