お悩み相談、149回目です。
今日の質問です。
はじめまして。私は今年45歳の女性です。 漠然としていますが今の悩みを相談させてください。
婚活は長いことしております。長く婚活していても全然うまくいかず、だいたい私がいいなと思っても相手にされないことが多いです。理想が高いのか、私の年齢が理由か、それとも顔が好みではないのか、なぜだめなのかと考えては一応努力を重ねてきて今日に至ります。
あまりに出来が悪くて、私はこのまま一生結婚できないのではないか?という考えにとりつかれています。何をやっても無理でしょうね。このまま結婚していく友人を恨めしい目で見送りながら自暴自棄になる自分と闘うことが私の人生なのだろうかと思うと苦しくてたまりません。
結婚がすべてなのでしょうか? 結婚しても苦労はありますか? もちろん結婚がすべてではない、結婚しても幸せそうに見えてもケンカをしたりお金で苦労したり100%幸せではないと思います。
それでも結婚できたじゃんと思ってしまいます。脈絡のない悩みです。ケビ子さんの感想などをお聞かせ願えればうれしいです。
「よかったよ!」
状況を整理します。
・今年45歳。長く婚活しているが全然うまくいかない。
・なぜだめなのかと考えては努力を重ねてきて今日に至る。
・このまま一生結婚できないのではないかという考えにとりつかれている。
・結婚していく友人を恨めしい目で見送りながら自暴自棄になる自分と闘うことが私の人生なのだろうか。
・結婚した人に対して100%幸せではないと思いつつ、それでも結婚できたじゃんと思ってしまう。
いいかい、今夜はたっぷりとお湯を張ってのんびり風呂につかってあったまっておくれよ。
おなかをあっためてゆっくりと眠る。体の緊張を和らげてリラックスする時間を意識してとる。香りのよいお茶を飲んでみる。
とにかく自分をいたわるメニューを思いつく限り試して休んでほしい。
長く婚活しているとこんなにも思いどおりにならないことがあるのかと毎週が合格発表のような気分になる。うまくいかない、思い通どおりに事が進まないと自分を責める。もう少し美人だったら、もう少し若かったら、もう少し……と。とても苦しくつらいお気持ちにケビ子は寄り添い、そして言いたい。
「貴様は何も悪くない。たったひとりとのご縁がまだないだけ」と。
あのね、婚活が長引くとそれが生活の一部になってしまう。つまりルーチンね。朝起きて身支度して婚活サイトやら相談所やらをチェックして仕事して弁当作って電車に乗ってお相手候補にメールして会社について仕事して弁当食べてお相手候補にメールして仕事してコーヒーで一服しながらお相手候補からの返信読んで仕事して電車乗って帰宅して焼きそば作って食べてお相手候補にメールして風呂に入って寝る。
この生活を送り、自分の思いどおりになることって弁当のおかずくらいじゃん!と改めて実感してしまいまた落ち込むループではないか。
思いどおりにならないことから自由になる。そういう観点で「結果を出す」ことに強いこだわりをもってみてはどうだろうか。アラフォー婚活はスピード重視。結果を出すことにこだわってみてとケビ子はこれまでも口酸っぱく申し上げている。それは自分の経験から婚活が長引くほどに自分を責めてまわりを責めて自暴自棄になるからだ。
結婚がすべてでしょうか?との問いに一般的に「結婚はすべてじゃない」と答える人が多いだろう。しかし長く婚活しているとはっきり言って結婚が現時点ではすべてじゃないか? それほどに頭の中は婚活・結婚で占められている。脳内メーカーは「男・結婚・婚活」でいっぱいなのだ。
結婚を希望して婚活をしている前提に立つならば現時点では結婚がすべてだ。だから結果を出さなくちゃ。そう思って婚活を仕切りなおしてみたらどうだろうか。
「結婚がすべてじゃない。結婚していても100%幸せではないと思います。それでも結婚できたじゃんと思ってしまいます」そうご自身で書いているように幸せかどうかではなく「結婚できた」ことが事実であり、現時点ではすべてなのだ。
「結婚がすべてじゃない」確かによく聞く意見だし、実際すべてではないのだろう。しかしこれを言う人は十中八九既婚者か結婚経験者だ。一度結婚できたからこそ「すべてじゃない」と言えるのだ。ただ結婚しただけなのにこうも偉そうに上から「すべてじゃない」と諭される身にもなってほしい。だからこそ結果を出すのだ。結婚はできるかできないかじゃない。するかしないか。自分の決断次第なのだと気づいてほしいのだ。
そうでないと「結婚がすべてじゃないから」と婚活をやめたとしても心のどこかで結婚をあきらめきれず頭の中が結婚でいっぱいになった状態が続き、人と比べて落ち込み、恨めしく思うことがやめられない。
ケビ子が長いこと婚活をして自分なりに苦労して悩んで苦しんでようやく結婚ができた今「結婚してよかったか」と聞かれたら「結婚してよかった。結婚できるかできないかと悩むことから自由になれたから」と答える。家族や知人に結婚の心配をされない自由な身の上の幸せをかみしめている。夫の人柄や生活の安定などはそのあとにくる幸せである。
いい人がいたら結婚したい。
この年まで待ったから最低限この条件は譲れない。
周囲の人を納得させられる相手じゃないと決断できない。
若い時は高スペックの男性と交際できたから結婚もそのような人と。
このような思考がもしあるようだったらいつまでも決断ができないのではないか。
自分がどのような人生を送りたいのか。何歳ごろにはどういうことをして過ごしていたいのか。そうした自分の人生観を再度深堀して最適な決断ができるようにしておこう。
長く婚活してきていると婚活もワンパターン化している場合が多い。出会いの場を変えたり、ファッションを変えたり、今まで挑戦してこなかった婚活にもチャレンジしながら自分に最適な場を精査してみよう。
今は少し休んで、自分を労わり人と比べず自分の快適や好きを改めて考えるタイミングでもあると思うぞ。
カモチ ケビ子
仕事で培ったフットワークと屁理屈と知恵をフル活用してゴールイン。奴さん(夫)は夢見る世話焼きロマンチスト。Instagram(@kbandkbandkb)音声配信アプリVoicy でもアラフォー婚活に役立つ情報を配信しています!
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