2023年7月2日

vol.120「結婚する気がないからと別れた元彼が結婚していた」【ケビ子のアラフォー婚活Q&A】

迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談。第120回「結婚する気がないからと別れた元彼が結婚していた」これはまいっちんぐ！

ハローと書いてこんにちは。どうも、ケビ子です。

お悩み相談、120回目です。
今日の質問です。

ケビ子さんこんにちは。いつも楽しく拝見しています。私は結婚を希望する39歳の会社員です。
婚活が全然うまくいかず悩んでいましたがそれは私の問題が大きいのだろうと思っていました。しかし先日大変ショッキングなことがあり、仕事も婚活も集中できず落ち込みが続いています。
33歳から36歳の3年間交際した同じ歳の男性がいたのですが、さすがに結婚したいと思って彼にそのことを伝えたところ「結婚のイメージがわかないし、子供も苦手だから結婚はする気がないし、向いていないと思っている」と言われました。3年も交際して私も36歳になっていたしショックすぎましたが結婚できないなら別れたいと伝えました。
先日、共通の友人から元彼が結婚したことを聞きました。結婚する気がないのに結婚した？と彼のSNSを友人に聞いて探したところ、結婚式の様子を載せていました。お相手はお世辞にも若くて美人ではなく私と同世代かそれ以上でそれがまたショックでした。
友人は元彼が猛アタックして最初はその気がないと彼女に断られたが何度もプロポーズして結婚したのだとか。
こんなことってありますかね。悔しくて気持ちの持っていき場がありません。彼と復縁できるとは思っていませんが、どうしたら立ち直れますか、ケビ子さんならこのような状況で何をしますか？アドバイスをお願いします！！

結婚する気がないと言われて別れた元彼が結婚していてショックだとお悩みの39歳。
これはつらかったね。お気持ちを察するに悔しさとかなしさの寄せ鍋だったのではないか。
「どうしたら立ち直れますか？」と相談するだけでもかなりの精神的成熟さを感じさせるご相談者。本来なら「嘘をつかれた。結婚をだめにしてやりたい。ぎゃふんと言わせたい」と相談されても「そうだよね」と共感できるくらいの案件だろう。

「結婚する気がない」と発言する男性は一定数いるのだが、「じゃ何で年ごろの女と付き合ったのだ！」という女どもの叫びはもっともに聞こえるようでお互いの前提条件が異なるために勝敗がつくものでもないと考えている。

年ごろの男女が交際を始めたら「結婚を前提に」と言わなくても考えている層がマジョリティだと思うが、それとこれとは別で好きだから交際する、それ以上の結婚とか家の付き合いなどは全然考えていない層も少なからずいる。相手との相性で気持ちに変化が出てくるケースもたくさんある。
結婚する気がないから、特定のステディはつくらない層も少数だがいる。

どの層にあてはめましょうか、という話ではなくてお互い前提が異なっていたという事実を受け入れて彼が悪かったわけでもなければご相談者が悪かった話でもない。

「結婚する気がない」

この宣言は元彼の当時の気持ちを表しているのだろうが、少し言葉足らずで「『今は』結婚する気がない」または「『君とは』結婚する気がない」これが隠れてしまっている場合がある。「『誰とも未来永劫』結婚する気がない」とは言っていないのだ。

ケビ子がご相談者を褒めたいのは結婚したいと自ら伝え、かなわないのであれば別れるという選択ができたことである。ここで「いつか気が変わるかもしれない」と自分の人生をささげることをしないでよかったと思うのだ。
当時の彼は理由はどうあれ結婚する気がなかった。だから別れた。ここでご相談者と元彼は他人となり、ご縁が切れたので新たな出会いを求めて婚活をしていたのだ。

切れたご縁にすがるのは過去への執着。「あの時こうしていたら、もし別れなければ」とたらればを浮かべてイメージしては落ち込む作業を自らしてしまうのは現実の自分の生活が思いどおりになっていないために現実逃避をしているのだろう。

結婚観や家族観は年齢と経験により変わり、相手次第で気持ちも変わるものだ。
「あの時彼は結婚しないって言いました！」と言われても、気が変わったのだね。
だからこそご相談者が自分がだめだったから結婚してくれなかったなどと思う必要もなく、なるほど年貢を納めたのか、程度に思っておけばいいだろう。

そもそも共通の友人から聞いた話とはいえ、彼のSNS探偵をして自ら傷つきにいっているきらいがある。
元彼は他人じゃよ。ご相談者自身の生活に集中して自分の理想をかなえていくことに時間を使ってほしい。

どうしたら立ち直れるか？に答えるとケビ子は男で負った傷は男でしか癒せないと考えているので、自分に合うパートナーを見つけるのが一番ではないか。
婚活がうまくいっていないのであれば、原点に立ち返りもう一度自分はどのような人生を送りたいのか、そのために必要なパートナーはどのような人なのかを掘り下げて自分を知ってみるところから始めてみてはどうだろう。
つらい出来事はどんどんやってくるのだが、いつも心にとめおきたいのは人と比べることなく自分の人生を豊かにすることに集中していきたいとケビ子も常々自分を叱咤激励しているところだ。