誰が食べさせてくれるわけではない40代独身女性は体壊したら割とオオゴト【小説・じゃない側の女 番外編~汗が止まらない側の女 Vol.5】

【連載第5回】好む好まざるにかかわらず「じゃない側」からはそう簡単に抜け出せない。すべてのアラフォー女性に送るWEB連載小説の番外編『汗が止まらない側の女(Side真木)』
栄養バランス
版権:Solya Repko/Shutterstock.com
アパレル業界で働く理沙は、素材、柄、シルエット、テイスト、カラー、常にシーズンごとの最旬を着こなす文句なしのファッショニスタだ。

今日だって、肩先が見えるかくらいの絶妙なバランスがセクシーな、ブラック総レースのオフショルダー。ともすると甘くなりがちなボリューム袖を、左腕のターコイズストーンのバングル、手首を華奢に見せるメンズ仕様の時計、胸元にエッジの効いたサングラスで、絶妙に甘辛のバランスをとり、カジュアルで盛り過ぎない、けれど華やかな「すべてにおいて自覚あるいい女」感をにくたらしいほど醸し出している。

が、そんな彼女、実は外見やメイク、ファッションなどの前に、美しい女性とはまず“栄養に満ちた健やかな体ありき”という確固たるポリシーを持っている。ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー資格や野菜ソムリエ、薬膳コーディネーターに食生活アドバイザーなど、忙しい合間にも着実な知識武装と、そのアップデートを怠らない勤勉な健やか美女でもある。

だから、そんな理沙が放つ食事や栄養に関する言葉は、あながち意地悪でも単なる私見でもなく、なかなかの説得力をもつ。

「真木、ほんとは料理上手なんだけどねー。自分のためだけに、凝ったもの作ろうって気にはならないし、そんな時間あったら寝たいとか言うんでしょ?」

正解。理沙さん、その通り。

「ムダに凝った料理作るために、貴重な時間を使えなんて言わない。ただね、独身のあたしたちは、誰が食べさせてくれるわけでもないんだから、この体壊したら結構オオゴトなわけじゃない?」

うーん……、それもそのとおり。

「人生100年時代だとしたら、まだあと半分あるのよ。そう思ったら、体も内臓もお肌もあまりボロボロヨレヨレにせず、ちょっとでも長く健やかに保った方が、ハッピーに暮らせるって話」

■じゃない側の女番外編記事一覧

■汗が止まらない側の女(Side真木)

【Vol.1】最近、頭もワキも汗ダクダク。色の薄いグレースーツの日なんてもう!

【Vol.2】汗を吸ったインナーのあたりが…。もしかして更年期、関係あります?

【Vol.3】再びの独り身。気づけばお惣菜にカップラーメン、冷凍食品で生き延びる日々

【Vol.4】離婚とは、噂以上に気力体力ともに消耗するものなのですね…

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■酸化に負けない側の女(Side理沙)

【Vol.1】「してもらうこと」を当たり前としない女と「してもらうこと」に恐縮しない女

【Vol.2】言えない。家中の食器使いきるまでシンクに洗い物をためてしまう、なんてこと

【Vol.3】「流れに身を任せて生きる」と「無気力 / 怠惰 / 無責任」は違うのに

【Vol.4】歯のホワイトニングとブラジリアンワックス、やるならどっち先?

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■現役をおりない側の女(Side結花)

【Vol.1】仕事と育児に追われる分「それ以外のこと」を激しく欲することがある

【Vol.2】50歳になっても60歳になっても絶賛恋愛中!…は、素敵です

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【Vol.4】別れた旦那からの連絡に、思わず“チッ”と毒づきました…

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■恥じらいを忘れない側の女(Side慶子)

【Vol.1】思わずこらえていたものがこみあげて、無意識に両目からツーっと涙が…

【Vol.2】いくつになっても学ぶことがあるのが人生ってもので

【Vol.3】私がおかしいのか、旦那がおかしいのか、何がおかしくて、おかしくないのか

【Vol.4】生まれてこのかた経験したことがないことがわが身に起きて、ひそかにパニック…

全8話を読む >

■ご機嫌悪くない側の女(Side結花)

【Vol.1】受験、就活、婚活、妊活。どれもゴールだと思ったものは、必ず何か次のスタート

【Vol.2】自分ひとり好き勝手に生きてりゃ、誰からも感謝なんてされるわけない虚しい人生?

【Vol.3】どこで間違ったんだろう?あれ?間違ったのかな?今いるここは間違いなのか…

【Vol.4】人生100年時代に向け、ヒトゴトではなく、自分ゴトとして

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