誰が食べさせてくれるわけではない40代独身女性は体壊したら割とオオゴト【小説・じゃない側の女 番外編~汗が止まらない側の女 Vol.5】

2018年10月3日
【連載第5回】好む好まざるにかかわらず「じゃない側」からはそう簡単に抜け出せない。すべてのアラフォー女性に送るWEB連載小説の番外編『汗が止まらない側の女(Side真木)』
栄養バランス
版権:Solya Repko/Shutterstock.com
アパレル業界で働く理沙は、素材、柄、シルエット、テイスト、カラー、常にシーズンごとの最旬を着こなす文句なしのファッショニスタだ。

今日だって、肩先が見えるかくらいの絶妙なバランスがセクシーな、ブラック総レースのオフショルダー。ともすると甘くなりがちなボリューム袖を、左腕のターコイズストーンのバングル、手首を華奢に見せるメンズ仕様の時計、胸元にエッジの効いたサングラスで、絶妙に甘辛のバランスをとり、カジュアルで盛り過ぎない、けれど華やかな「すべてにおいて自覚あるいい女」感をにくたらしいほど醸し出している。

が、そんな彼女、実は外見やメイク、ファッションなどの前に、美しい女性とはまず“栄養に満ちた健やかな体ありき”という確固たるポリシーを持っている。ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー資格や野菜ソムリエ、薬膳コーディネーターに食生活アドバイザーなど、忙しい合間にも着実な知識武装と、そのアップデートを怠らない勤勉な健やか美女でもある。

だから、そんな理沙が放つ食事や栄養に関する言葉は、あながち意地悪でも単なる私見でもなく、なかなかの説得力をもつ。

「真木、ほんとは料理上手なんだけどねー。自分のためだけに、凝ったもの作ろうって気にはならないし、そんな時間あったら寝たいとか言うんでしょ?」

正解。理沙さん、その通り。

「ムダに凝った料理作るために、貴重な時間を使えなんて言わない。ただね、独身のあたしたちは、誰が食べさせてくれるわけでもないんだから、この体壊したら結構オオゴトなわけじゃない?」

うーん……、それもそのとおり。

「人生100年時代だとしたら、まだあと半分あるのよ。そう思ったら、体も内臓もお肌もあまりボロボロヨレヨレにせず、ちょっとでも長く健やかに保った方が、ハッピーに暮らせるって話」

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